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[おまけTIPS] ボイスログ01

[おまけTIPS]ボイスログ01


上引地(かみひきじ)警部補」

「お、蛇草(だくさ)か、どうした?」

「例の件、雲行きが怪しいです」

「……やはり、普通ではないと」

「はい、ガス爆発にしては配管がまるで押し潰されたような形になるわけもないですし、何よりあんな状態に隣人も気が付かないわけがないんです」

「……野生生物の線は?」

「血痕や痕跡を見る限り、クマですらあんなことできやしませんよ、そんなのがいたらそれこそ怪獣でしょう」

「怪獣、ねぇ」

「それになにより、血痕はありましたけど、その血溜まりには何も残ってないですから。家に住んでたっていう大学生も行方不明。病院もどこも来てないって話ですのでね」

「……きなくせぇな」

「鑑識待ちですけどもね、奴らなら尻尾は掴んでくれるでしょう」


―――数時間後

「今度はバスの不審事故……しかもバスのフロントガラスが一番やられている。落石などは一切確認もされてない……一体何が起きてやがる」

「上引地警部補」

天満屋敷(てんまんやしき)警部!こちらの件ですが……」

「その件は、打ち切りだ」

「は……?」

「この件についての総員一時待機命令が出ている。これは上の決定だ。今はこれ以上探るな」

「しかし……!」

「これは命令だ」

「……了解、いたしました」


「で、珍しく定時上がりしてどこ行こうってんですか。上引地警部補」

「蛇草、お前……」

「いや、言わなくてもわかりますよ、現場に何かあると、そんな顔ですわ」

「止めるのか?」

「いいえ。俺は警察である前にこういうのに憧れてましたんでね、まさにドラマの主人公と相棒じゃないですか。お供いたしますよ」

「とんだ悪徳警官もいたもんだ」

「鏡見ていってくださいよ」

「ああ……行こう、たった二人の特捜隊だ」


[夜明けのうた]

2014.5.20 17:51:36 尋洲警察本部駐車場

side:上引地警部補

自分を客観視するは難しいですね。

いろいろと考えてしまう、そんな真夏の夜。

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