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アナリティクス・プロジェクト  作者: 神空鴉那
第一章 第二節
18/26

[おまけTIPS] sidestory vol.2

[名探偵?アオシ]

2014.5.20 0:42

side: 無量小路(むりょうこうじ) 葵史(あおし)(コンビニバイト店員)


クソダリィ……

深夜のコンビニはやることは多いが暇な時間帯はてんで暇だ。

深夜便も終わり、掃除はまだモチベが湧かない。2時過ぎでいいだろ。

今も同じシフトの店長はタバコ休憩に行っており、何もすることもない。

……タバコ補充しとくか。

そんなことを思っていると、一組の客が来店する。

「らっしゃーせーこんばんはー」

カップルかよ……モチベの火がさらに消えかかる。

男の方はさして特徴的とも言い難い、20歳過ぎくらいだろうか。大学生か、高卒の社会人数年目くらい。

だがそいつに引っ付いてる女の方は、露出の多めな服装も相まってかなり扇情的ですらある。

どんな組み合わせだと思って少しだけ……そう、万引き!万引き対策でそれとなく観察する。

「……なあ、なににする?」

「……茶ぁ〜」

「あいよ」

そう言って飲み物をカゴに入れていく。

……まさか、お持ち帰りというやつか!?これから始まるのか!!?

だが酒を買ってる様子もないし、この辺にモーテルなんてものは無論ない。

酒の匂いがしてたらあやしいが、そのような感じではなさそうだ……

ちらっと駐車場を見るものの、車が止まってる気配はない……となるとバイクか?

そう考えてる間に例のカップルはおにぎりコーナーで物色をしていた。

「うーん、ツナマヨ、梅、しゃけ……変わり種でこれも入れておくか……」

若干独り言が多いタイプのようで、男は吟味しては行ったり来たりしている。早く決めてほしい。

「ん、これにするか。お願いしまーす」

「はーい」

何食わぬ顔でレジに戻る。

おにぎり4つ……なんか一つ生ハム巻き巻きという塩分爆弾があった気がするが、プロとしてどんな商品であろうとポーカーフェイスを崩しはしない。

それとお茶とスポドリと水。

……思ってたものがないことに拍子抜けしかけたが、まさか……これからオールを……?

ハッ!動きが止まりかけてた。

「842円でーす」

「じゃあこれで。」

「1052円お預かりしまーす、210円のお返しですね、ありがとーございまーす」

「どうも」

その後店を出た2人が、やはり二輪に乗って左折して行った。


レシートを片付けながらふと思い返す。

あれ?なんでさっきのカップル、やけに気になったんだろうか?

普段ならカップルがゴムだろうが成人誌だろうが持ってこようと平気で捌くし、客も常連しか覚える気がないわけなのだが、どうにも記憶に残る組み合わせだった。

単に暇だったからか?

「ま、ええわ」

それよりもそろそろ店長が帰ってくる。掃除の準備を始めようか。

コンビニバイト、年々やること増えていくの割とこの世のバグだと思ってます。(元バイト感)

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