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ダラクセカイジュミッション【プロト】
~堕落世界樹~
エルフ国の生命を支えてきた大樹――世界樹。
長き時代、清浄なる樹脈によって大地を潤し、森を守り、命を育み続けてきた存在。
だが今、その根幹は静かに侵されていた。
魔大国による侵食。
それは単なる腐敗ではない。
樹脈そのものを書き換え、
世界樹を“別の理”へ変質させようとする、意志ある侵略。
◆
根は黒く染まり、
幹は生き物のように脈動する。
ドクン。
ドクン。
不穏な鼓動が森全体へ響き渡り、
かつて生命に満ちていた空気は、重く淀み始めていた。
それは枯死ではない。
むしろ逆。
異質な力によって、魔に染まり力が膨張しているのだ。
その歪みは、守護者たる巫女姫にも及んでいた。
世界樹と結んだ彼女の精神と肉体は、樹の変質と共鳴するように少しずつ蝕まれていく。
◆
かつて命を育んだ世界樹は、いまや異界めいた力を宿す存在へ変わりつつある。
黒く脈打つ巨樹。
滲み出す魔力。
森に響く、正体不明の囁き。
その姿はまるで――巫女姫そのものが、侵食され、堕とされていく未来を映しているかのようだった。
◆
《堕落世界樹》
侵食を止めることはできるのか。
あるいは――
この変質そのものを、新たな力として受け入れるのか。
世界樹の行く末。
そして巫女姫の変化。
ダラクセカイジュは、エルフ国の未来そのものを左右していく。




