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ルミナ☆オーバードライブ  作者: コルミ
第8話 人形の暗躍(ルミナ☆レーザー)
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ep.41 教えてヒロ男くんpart2

 思わぬトラブルに見舞われたが、その後三人は無事に学校に到着した。コーセーと琴乃は同じクラスなので一緒に教室へ入り、ヒロ男と別れた。そしてヒロ男も自身の教室へ入っていく。


「!!! 来たぞ皆!!! ヒロ男だ!!!」

((!???))


 教室に入るや否や誰かの声が響き、クラスメイト達がドバァっとヒロ男に群がって来る。


「ヒロ男!!! 誰だあの"新たな美少女"は!!! ティアちゃん以外にも魔法少女がいたのか!?」

「ヒロ男!!! あの子と知り合いなんだろ!? そうなんだろ!? 紹介してくれ!!!」

「ヒロ男くん!!! あの黒ライオン何!? マスコットなの!? 普段どこに居るの!?」

「ヒロ男くんあの子紹介して!!! 私のポエムをあの黒ライオンに詠唱してもらうの!!!」


(あぁ…、美少女だの紹介しろだの言ってる奴らに『あれは一組の椎名だ』と暴露してやりたい…)

(何言ってるんですかやめてください。そんなことしたら琴乃さんの砲撃魔法が飛んできますよ?)


 どこか遠い目をしながらとんでもないことを考えるヒロ男にティオリアが突っ込みを入れる。

 そして興奮するクラスメイト達に向けてティオリアが話し掛ける。


(皆さんおはようございます! とりあえず一旦落ち着いてください! おーがさんを通してあげてください! 話せることは話しますから!)


 ティオリアが呼び掛けるとクラスメイト達は落ち着きを取り戻し、「ティアちゃんおはよー」「おはよー」と挨拶が届く。

 ヒロ男は静かになったクラスメイト達を掻き分け進み、自分の席に着くとス…と机の上に組んだ両腕に顔を埋める。


(さぁ順番に質問してください! 順番ですよ!)


 ヒロ男はクラスメイト達の対応をティオリアに丸投げし、大人しく皆の話を聞き流すのだった。




 一方、一組の琴乃は冷や冷やしながら友人と会話していた。


「おはよー」

「琴乃おはよ。ねぇ、黒ライオンの動画見た?」

「う、うん、見たよ。すごいよね」


 なんとか平静を装う。


「ね。黒ライオンの渋い声堪んないよね~。でもその声であの詠唱(・・・・)はちょっとねー」

「ははは…、台無しだよね…」


 なんとか笑顔を作るも苦笑いになってしまう。


「女の子のドレス可愛いよね。一度でいいからああいうの着てみたいな~」

「ぜ、絶対似合うよ。作ってみたら? 着たら見せてよね」

「ははは! 見せないよ! 恥ずかしいもん!」

「ははは…」


 "恥ずかしい"という言葉に似や汗が出る。


「でもこの子ほんとにかっこいいなぁ。ね、見てよこの髪。サラサラで毛先が紫色に光っててさ、神秘的だよね。杖の振り回し方も超かっこいい! 憧れちゃうよ」

「(にこにこ)」


 返答に困り、必死に笑顔を作る。そして友人が見ている"例の動画"を覗く振りをする。

 すると友人がチラッと琴乃の横顔を見た。


「………、なんかこの子、琴乃に雰囲気似てるね?」

(!!!!!??)


 ビクンと跳ねそうな肩を理性で押さえつけ、無理やり言葉を捻り出す。


「そ、そ、そうかな…?」

「うん! かっこ可愛い所が良く似てるよ!」

「えーと…、一応、ありがとう…?」

「ははは! 誉め言葉は素直に受け取れー!」


 ケラケラ笑う友人。琴乃はなんとか笑顔を維持する。

 動画の中の黒ライオンは恥ずかしい中二病詠唱をノリノリで唱えていた。

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