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096●帝王の後釜 & 097●ゴライブの野望
096●帝王の後釜
帝王陛下が戻ってこられぬ。兵も、船も、消息を絶ったままだと?!
うーむ、公国め。また、何かやらかしおったな。そうに違いない。
戦況が届いたのか?!なに?全軍が武装解除して、降伏したのか?
ほぼ全艦艇が沈没だと!
帝王陛下はどうされた?!行方が分からんのか?!お探ししろ!
当面、このコロニア・ラベリアは、このゴライブが統治代行を務める。
異議のあるものは、いるか?!・・・ふむ、おらんな!!
097●ゴライブの野望
危うく首を刎ねられそうになった、あの時。
咄嗟に「わたしには、まだ、価値があります!」
と帝王陛下に叫んだことが、陛下のご再考を促した。
持ち駒は多いほうがいい。
ボレリアの王族の血筋を引く者を、温存することは、
占領後の新たな統治者を傀儡として操るに必要だ、
父の代わりとして我が身が役に立つ、と。
ボレリアには、わたしが病死したと伝えられた。
死んだ者がラベリアにいては、不都合だ。
わたしは密かに、コロニア・ラベリアに渡ることになった。
本国のラベリアには及ばぬが、この大陸の領地は公爵領に匹敵する。
ラベンダー派が勢力を伸ばす前の、ボレリアぐらいの国力はあろう。
帝王陛下のお姿は、まだ、見つからんのか?!
波にのまれた可能性だと?ふーむ・・・。




