095●コンサート・イン・ホワイティ
ついたわよ!ホワイティ!
やっぱり、立派よね!ジン、ユリちゃん、行くわよ!
出番は明後日だからね!
ヴァルターは
「儂は行かん。エターニティーでの朗読は、兵の鎮魂であった。誰かに見せるためのものではない」って、動かなかったもの。
ロイは前回で懲りたようね。
でも、ジンは、ユリちゃんに会いたいって、
インフィニティへの移動から付いてきたのよね。
それなのに、会ったら照れちゃって・・・。
ユリちゃんが一目散に駆けてきて、抱きついた瞬間、ふたりとも転んじゃった。
でも、抱き合ったままだったのよね。
恥ずかしそうにしながら、ジンの顔には、嬉しさがにじんでいたよ。
よかったよね、ジン!
よし!準備万端に整った!
出番よ!やるわよ!全力よ!斬ると言えば斬る!
その気持ちで、さあ、舞台にあがるぞ、ユリちゃん!
やったあ!すごい拍手だ!えっ、もう1回やるの、アンコール?
疲れたあ!
順位は決めないコンサートだけど、みんなが
「一番よかった!エンジェラム国王賞ものだ」って。
うわあ、陛下が明日の晩餐をともにしようって、お誘いの手紙!
ユリちゃん、おまけのジン、礼儀正しく、でも楽しまなくっちゃね!
ーいやあ、ビルには世話になった。すまないね。
ー畏れ多いお言葉です、マイローズ。ぜひ、次回はご出演を。
ー・・・それは辞退する。・・・王国の統治、引き続き頼んだぞ。
ー承知いたしました。




