078⚫️再会と未来
オレは母星に帰ってきて驚いた。
星間連合の支配者がいない。トウケツキは自立・独立している。
オレが理想とした解放が、こんな形で実現している!
あっ、センメンキ様!生きていらっしゃったのですか?!
えっ、むちゃくちゃ、元気?食べ物がウマイ?みんな自由になったの?
力があるものが支配する、ってなくなった?ええっ?!
うわっ!なつかしい!
宇露津鬼、腐乱津鬼、茂太津鬼、それに語呂津鬼もいるのか!
ウロツキ、フラツキ、モタツキは近所だったよな。
ゴロツキは7歳の時、引っ越してきたよな!
みんな変わんないなあ!よかった!
うーん、トウケツキは、オレがあそこで苦闘している間に、
ちょっと思っていたのとは違うが、圧政から逃れたんだな。
伝統や文化も自分たちのもので、以前より楽しそうだ。
「それで結局、こっちで暮らすことにしたんだな?」
「うん。マンジ、どこか住むところ、ないか?」
「じゃあ、うちへ来いよ。」
「いいのか、ヤハチ!」
「ああ、マンジと同居中だ。3人でシェアハウスだぞ。」
ハバタキは、笑みを噛み殺した。
トウケツキは喜怒哀楽を、そんな簡単に現してはいけない。
彼は、まだ、古い価値観を持っていたのだ。
だが、それも大切なことである。
ヒトはそれぞれだからね。
ーハバタキ、うまくいってるよね。
ーそうね。よかったあ。
ーでもさ、まだ、なんで言葉が通じ合うのかって、不思議に思ってないよ。
ーなつさやちゃんも「日本語わからない人たち、どうするんだろ?」っていってたもんね。
ーみんな普通になってるよね。あの「秘宝を求めてコース」は、オチだけじゃなくて、いろんな言語が関係するから、参加者は自動的にナノ・翻訳機が適用されちゃうんだよね。
ーでも、一時的じゃなかったの?
ーヒトをナメちゃあ、イカンぞ。一度、泳ぎ方をおぼえたら、ずっと泳げるでしょ。あれと同じよ。
ーそうかあ。なんか、命ってふしぎだねえ。
ーいや、そこは「生きているって不思議だね」って、言わないと。
ーなんで?
ー作詞はマイロード、作曲はアキラじゃないの。基本知識よ。
ーあっ、そうかあ!




