063⚫️それは却下あ!
ーだから、もうちょっと性能をあげてみたら?
ーう〜ん・・・。たしかに、近接戦闘はいいけど、中距離はマイロードに頼りっぱなしだもんね。
ーそう、そう。この前の高地戦闘は、相手が酸欠で、しかも分厚い服装で動きが鈍かったから、何とかなったようなもんでしょう?
ーいや、わたしも前々から、ひっかかってはいたんだよね。
ーMK-COCOA-WAKA-4826は、いい機体だよ。汎用ヒト型メカロイドとしては超一級だもん。
ーMKだからね。他のメカロイドとは一線を画すぞ。
ー汎用ってことは、どんな状況でも使えるってことでしょ。戦闘力を高める、というのは戦闘特化型に近づいてしまうんじゃないの?
ーたとえばさ、指先からレーザー出力できるように改造するっていうのは?
ー美的感覚が許さん!汎用としての意義がなくなるぞ。包丁握って料理もできん!
ーじゃあ、口からレーザー!銃身がニョキっと出るのは?!
ーいや、不気味すぎるだろ・・・。
ー普段、見えないからいいんじゃないの?
ー武器を隠し持つのは、どうよ?いざという時、オシリから・・・
ーええっ?!・・・・!!!
ーダメダメダメ〜!そんなの却下あ〜!
ーやっぱり、まとまんないなあ。
アークエンジェル同士の会話を終え、ココアはため息をつく。
自身が操るメカロイドについて、悩みは尽きない。
だが、それがまた、メカロイド・ココアの魅力でもあった。




