53/91
061⚫️嵐の前の静けさ
夜風が、頬を撫でる。
静寂が呼吸のように広がっている。
だが、この血は騒いでいる。
奴らのエターニティを、この手で地獄に変える時が来た。
出撃だ!
臥龍鳳雛のように、力を蓄えて来た。
この圧倒的な力の前では、いかなる抵抗も無意味だ。
艦艇は総勢110隻。
そのうち20隻は、敵の主力艦を粉砕する戦艦。
40隻は側面を突く軽快艦。
そして、上陸部隊を運ぶ輸送艦が50隻だ。
これらを動かすのは、総数5万2千の兵士。
我が戦艦には、1隻あたり1000が乗り込む。
700が精鋭の海兵隊。300が熟練した水夫。
そして、軽快艦には400を乗せた。250が海兵隊、150が水夫だ。
ハバタキ、お前も万全だな。
あの憎い伯爵を討つぞ。
これは、ただの憎しみの炎ではない。
余がこの世界に刻む、存在の証だ。
見るがよい、ロイ・ラベンダー・エンジェラム!
お前の築き上げた虚飾の平和は、
この圧倒的な力の前で、塵と化すだろう。
これこそが、真の恐怖。
そして、お前が膝を折る、絶望の深淵だ。




