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030●斬ると言えば、斬る!って、同じ決意なの?
ユリちゃん、元気になったね。ジンにとってもちょうどいい遊び相手だ。
深い緑と黄金の瞳・・・とてもきれい。まるで宝飾品みたい。
でも、それがいやなの?特別扱いされて、お母さんにも心配かけたから・・・。
そうね、子どもって、親にも気をつかうのよね。
ユリちゃんの歌声、とてもかわいい。
ううん、それだけじゃない。
傷ついた心にそっと寄り添うような、優しくて力強い音色。
わたしの心の奥深くにまで響いてくる。
少しだけ、音楽を一緒にやってみようかしら?
わたし、ロイに頼んでピアノフォルテを作ってもらったの。
レイディ・ミカには遠くおよばないけど、
剣の練習ほどじゃないけど、
でも、結構うまくなったと思うのよね。
とってもいい!ユリちゃん、すばらしい!
これは、ぜひコンサートね!
ジンとロイにも、何か演奏してもらわなくちゃ!
ーなんか、まずいことになりそうな予感。
ー俺もそう思う。やっぱりそうか、俺?
ーママ、やるといったらやる人だもの。
ーウィルフレッダ、なんだかヴァルターに似てきていないか?斬ると言えば、斬る!みたいな・・・。
そして、満天の星の下に、美しい声が響く。
それは、耳を澄ませずにはいられない・・・癒しの天使のような歌だった。




