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031●ハバタキが行く

ここはなんだ?山の中をくり抜いてある。

しかも・・・立体映像の空か。

この建設技術、我々の科学力に匹敵するぞ。戦闘用ではないが。

む、いけない。こんなところでウロウロしている間はない。

あの二人の女が追いかけてきたら、やられてしまう!


・・・だが、追手が来る気配がない。

なぜだ?徹底的に撃滅しないのか?

センメンキ様・・・ここの住人のレベルは、見かけどおりではないようです。

ともかく、先を急ごう。脚力には自信があるからな。


2つの国を抜けた。もう、だいじょうぶだろう。

おや?道端で、オレを拝むやつがいる。どうなっているんだ?


「あなた様は、伝説の妖精でいらっしゃいますな。ありがたい、ありがたい。」

なんだ、このバアサン。オレは鬼だ、闘血鬼だぞ。

「その頭のツノ、まちがいありません。どうか、我が村でも、そのありがたいお姿をお見せください。」

「なんのことか、わからない。なぜ、オレが、このツノがありがたいのだ?」

「その1本のツノ、それはまさしく、ユニコーン!見たものを幸せにするという妖精のお姿でございます。」


ハラも減っているし、オレはバアサンについて行くことにした。

村長の屋敷・・・とは言えないな。少し造りの大きな家だ。

村人たちが出てくる。バアサンと同じようにオレを拝みだす。

ヘンなことになってきたぞ。


もてなしがある。肉食のオレには、少々物足りない。

おっ!肉だ!だが、生肉ではないのか。焼いてある。

うん?美味いな。味付けがしてあるのか。


よく眠った。なに、周辺にはまだ6つの村があるのか。

なるほど。行ってみるか。

こんな弱そうな連中は、オレの戦力にならんからな。

旅支度もしてくれるのか。

まあ、弱い者どもが強い者にへつらうということだな。


では、もっと戦闘力のあるヤツラを手下にして、反撃の機会を伺おう。

行くぞ、オレは負けんぞ!

オレの、この血に刻まれた、伝統と信念をもって、

正義は、最後に、必ず勝つ!


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