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028●呼びかけは職名で
作戦行動中の艦艇では、互いを職名で呼び合うのが通例だ。
これは、緊迫した状況下で命令や報告を迅速かつ正確に伝えるため。
役割を明確にすることで混乱を避け、円滑な連携を実現するのだ。
艦長が副官を名前で呼ぶことは、まったくないわけではない。
個人的な信頼関係や状況に応じて、名前で呼ぶケースもある。
だが、それはあくまで例外。
規律が重んじられる艦艇内では、職名による呼びかけが基本だ。
グレッグ艦長がルナを名前で呼んでしまったのは、
ブリッジ内の規律を一時的に緩めた行為だった。
ルナが喜んだのは、艦長からの個人的な好意と感じたからだろう。
だが、グレッグ艦長はすぐに反省した。
「ブリッジでは職名で呼ぶことになっている。」
そう思い直したのは、艦内規律の重要性を再認識したからに他ならない。
戦闘や調査といった重要任務を遂行する上では、
個人的な感情を交えず、
プロフェッショナルな関係を維持することが求められる。
あんた、プロだろ?!
「いや、それはわかってんねん!これから、どうしたらええか、って聞いてるんや!人工知能やろ!ちゃんと答えてぇな!」
グレッグは深いため息をついた。
すると、人工知能の静かな答えが返ってきた。
これは人間の感情の問題です。私には答えられません。
しかし・・・お幸せに、グレッグ艦長。
「なんやねん!その答え!」




