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第3話 調べものと睡眠

 診察から数日経ちいろいろ調べていた。


 世の中にはブラウザや生成AIという便利なものがある。


 病院で言われた『当月以内ならば返金対応』が現実にあるのかどうかだ。


 どうやら実際にあるようでよくある対応とのことだ。


 必要なものは保険証の資格確認のようだ。


 たしか、保険証は国民健康保険ではないので会社へ届くのを待つだけだ。


 「明日、出勤したら上司に聞くか」


 カレンダーを見れば今月の次の病院が開いてる日と被る休みは29日の金曜日のみだ。


「29日逃したら大変だ。……そもそもそこまでに保険証発行されるのか?」


 生成AIに質問してみた。


『自立支援医療 保険変更後返金時 必要物』


 年金番号がわかるものとも書いている。

 あと、行政のホームページから何種類か書類をダウンロードできるようだ。


 「年金番号か、マイナンバーのサイトから調べられたよな」


 スマホにマイナンバーカードをあててサイトにアクセスした。


「物は試しだし、健康保険情報も確認してみてみるか」


 この資格確認日、現職になってからじゃないか?


 



 そこから28日までは4連勤だった。

 28日帰宅後につかれた身をお風呂で癒しながら生成AIに『変更手続きと返金対応 どっち優先』と聞くといろいろ情報をくれた。

 どうやら変更手続きをしないと返金対応をしてくれないようだ。


「となれば市役所行ってから電車乗ってから片道900円払って病院と薬局か」


 急にウトッと風呂場で眠気が来た。いや、鬱か?


 そんなことを考えつつスマホを袋に収めてぼけーとした。


「これあれだわ、鬱じゃなくてのぼせだな」


 あがり湯をしてバスタオルで水分を取り、ドライヤーで髪の毛を乾燥させてリビングで1杯のお茶を飲んだ。


「ん? このお茶」


 色が薄いな。めんつゆ? いや、なんだ? これ。


「なんか、茶わん蒸しみたいな……」


 何を飲んだのか気になってもう少し口に含んだ。


「卵焼きの薄い感じの味……。あぁ、白だしか。疲れたからもう寝よう、明日は市役所だな」




 そのまま寝付こうとした。眠気が来ない。なぜだろう。スマホでヒーリングミュージック流そう。


 チュンチュン、ゲコゲコ。


 いかに住んでいるここが田舎なのかがわかる。

 朝のスズメとカエルが鳴いている。


 スマホを見れば朝の4時52分。


 もっと寝れるな。


「カーテン開けるか」


 4時52分なのにもう空が明るい。


 空は明るいとは言ってもどんよりしている。


 「あー頭がいたいな、寝不足だな、7時まで寝るか」


 

 少し夢を見ている気がする。


 薬局の人に『え!? わざわざ返金だけのために!?』と言われ、病院の受付のお姉さんに『保険証の変更手続きまだですよー』と言われたとこで目が覚めた。


 現実の僕は今起きた。

 夢のお姉さんたちのおかげで大事なことを忘れることをせず怠惰な休日を過ごすとこだった。

第4話 手続きと忘却

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