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第4話 手続きと忘却

軽く朝食を食べ歯を磨き必要な書類の再確認をして僕は自転車を市役所へ走らせた。


珍しく市役所の障害福祉課は人がいっぱいだった。


番号札をとった。68番だった。今呼ばれてる番号は59番と後10人近く待つ。


朝起きてから1度も用を足さなかったので急にトイレに行きたくなった。


「これ、大きい方だな」


 急いで市役所のトイレへ行った。うちの市役所はこの前、大便器を男女ともに1つずつ和式便所を増設して炎上している。

便意は次第に増幅していった。


「あぁ、これ、初めての手続きからの緊張だな」


 男性トイレに入った。大便器が1つだけあいている。なぜか前にひとりだけぽつんと立っている。


「あの先いいですか?」

「え、あぁ、いいですよ。ただ、あれ和式ですよ」

 

 いったん見に行った。確かに和式だ。そして、便器のふちや足元には便が散らばっている。


「きたねぇ」


 閉まっていた大便器が2つ同時にあいたので、先に待っていた人が入っていくのを見てから僕も入った。


 用を足してから手を洗いに行くと先ほどの人も同時に出てきた。

 水道で手を洗うこともなく、まっすぐ出て行った。


「きたねぇ」


 僕は手を洗った後に障害福祉課へ向かった。

 事情を説明して手続きが終わった。


「あと、郵送してますけど、再来月までに障害者手帳更新の確認お願いしますね、ホントはこんなこと言っちゃいけないんですけど」


 市役所のお姉さんがかわいく口に手を当てて教えてくれた。


「ありがとうございました」


 そのまま窓口を去った後、書類を直すためにイスに荷物を置いた。

 さっきのお姉さんがいかつい上司のような人に奥へと案内されていた。


「多分、さっきのホントは言わないことで怒られるんだろうなぁ」


 市役所を出ていつも使っている駅へと向かった。


 ただ、普段めったに市役所へ行かないので少し道が不安だ。


 こういう時はマップアプリだ。


 そして、マップアプリを見ながらの自転車は違法なのである程度確認してから向かった。


「ちょっと自転車のルール厳守難しいよなぁ」


 ぼやきつつも駅へ向かっていると朝にも関わらずニンニクのいい匂いがする。


 少し先に餃子専門店ができていた。


「少し寄るか」


 カランカランと鈴のいい音がした。『イラシャイ』と片言の日本語で案内してくれた。

 あまりにいい匂いだったので2人前頼んだ。


 会計をすまして満足して家に帰った。

 餃子の店のレシートを見てまた食べたいと思いサブスクでバラエティー番組を見始めた。


 今週放送分は『佃煮』の紹介だった。紹介している人は熱心に司会にプレゼンをしていた。


「佃煮くいてぇな」


 パックご飯を加熱して佃煮をつけて食べていた。


 視界に入ったのは『自立支援医療保険変更手続きの控え』だった。


 「あ、病院と薬局の返金を頼むの忘れてたな」




 


 


 

 軽く朝食を食べ歯を磨き必要な書類の再確認をして僕は自転車を市役所へ走らせた。


珍しく市役所の障害福祉課は人がいっぱいだった。


番号札をとった。68番だった。今呼ばれてる番号は59番と後10人近く待つ。


朝起きてから1度も用を足さなかったので急にトイレに行きたくなった。


「これ、大きい方だな」


 急いで市役所のトイレへ行った。うちの市役所はこの前、大便器を男女ともに1つずつ和式便所を増設して炎上している。

便意は次第に増幅していった。


「あぁ、これ、初めての手続きからの緊張だな」


 男性トイレに入った。大便器が1つだけあいている。なぜか前にひとりだけぽつんと立っている。


「あの先いいですか?」

「え、あぁ、いいですよ。ただ、あれ和式ですよ」

 

 いったん見に行った。確かに和式だ。そして、便器のふちや足元には便が散らばっている。


「きたねぇ」


 閉まっていた大便器が2つ同時にあいたので、先に待っていた人が入っていくのを見てから僕も入った。


 用を足してから手を洗いに行くと先ほどの人も同時に出てきた。

 水道で手を洗うこともなく、まっすぐ出て行った。


「きたねぇ」


 僕は手を洗った後に障害福祉課へ向かった。

 事情を説明して手続きが終わった。


「あと、郵送してますけど、再来月までに障害者手帳更新の確認お願いしますね、ホントはこんなこと言っちゃいけないんですけど」


 市役所のお姉さんがかわいく口に手を当てて教えてくれた。


「ありがとうございました」


 そのまま窓口を去った後、書類を直すためにイスに荷物を置いた。

 さっきのお姉さんがいかつい上司のような人に奥へと案内されていた。


「多分、さっきのホントは言わないことで怒られるんだろうなぁ」


 市役所を出ていつも使っている駅へと向かった。


 ただ、普段めったに市役所へ行かないので少し道が不安だ。


 こういう時はマップアプリだ。


 そして、マップアプリを見ながらの自転車は違法なのである程度確認してから向かった。


「ちょっと自転車のルール厳守難しいよなぁ」


 ぼやきつつも駅へ向かっていると朝にも関わらずニンニクのいい匂いがする。


 少し先に餃子専門店ができていた。


「少し寄るか」


 カランカランと鈴のいい音がした。『イラシャイ』と片言の日本語で案内してくれた。

 あまりにいい匂いだったので2人前頼んだ。


 会計をすまして満足して家に帰った。

 餃子の店のレシートを見てまた食べたいと思いサブスクでバラエティー番組を見始めた。


 今週放送分は『佃煮』の紹介だった。紹介している人は熱心に司会にプレゼンをしていた。


「佃煮くいてぇな」


 パックご飯を加熱して佃煮をつけて食べていた。


 視界に入ったのは『自立支援医療保険変更手続きの控え』だった。


「あ、病院と薬局の返金を頼むの忘れてたな」


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