表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン妖精と始める異世界魔王ライフ  作者: 西園寺
階層設定

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/48

第四十五話 進化した仲間たち

「セリたちとガルドか」


「はい」


 ミルの言葉に、俺は扉の方を見る。


 そこに立っていたのは、進化を終えた水魅五姉妹とガルドだった。


「ご主人様」


「我が王」


 聞き慣れた声。


 だが、その姿は以前とはまるで違っていた。


 セリたち水魅五姉妹は、まるで氷の王族のような雰囲気をまとっていた。


 透き通るような青白い髪。


 水のように揺れる衣。


 肌の周りには細かい冷気が漂い、立っているだけで空気が澄んでいくように感じる。


 水魅というより、もはや水と氷を支配する精霊みたいだ。


 そしてガルド。


 黒い鎧をまとった騎士だった姿は、今は侍のような姿へ変わっていた。


 黒い軽鎧。


 腰には黒い刀。


 背中には闇のような羽織。


 前よりも細身に見えるが、その分、無駄な動きが一切ない。


 ただ立っているだけなのに、前よりも圧倒的に強そうだった。


「お前ら、ずいぶん変わったなぁ」


「確かに、進化により少し姿は変わりました」


 セリが静かに微笑む。


「ですが、それにともなって能力も大きく上がっています」


「そうか」


 進化したことで、種族そのものが変わったのかもしれない。


 能力も追加されているはずだ。


「じゃあ、進化したみんなの能力紹介をしていくか」


「はい」


 セリたちが一歩前に出る。


「では、まずは私たちからいきますね」


「ああ、頼む」


 セリは少し不思議そうに自分たち姉妹を見た。


「私たちは、進化したことで心が深くつながりました」


「心がつながった?」


「はい。簡単に言うと、五人で一つの存在のようになったのです」


「どういうことだ?」


「見てもらった方が早いでしょう」


 セリが手を前に出した。


「ステータスオープン」


 青い光が広がり、ステータスが表示された。


━━━━━━━━━━━━━━━


【新帝のダンジョン魔王の配下】


名前:水魅五姉妹

レベル:0


体力:10000

魔力:30000


スキル

・魔力の極み

・ウォーターボール

・水流撃

・神の水

・水の極み

・水龍

・水の都

・空の雨


━━━━━━━━━━━━━━━


「あれ?」


 俺は表示されたステータスを見て、思わず声を出した。


「ステータスが一つしかないぞ」


「はい」


 セリが頷く。


「私たちは進化したことにより、姉妹の絆がさらに強くなりました。五人で一つの心を持ち、同じステータスを共有するようになったのです」


「マジか!」


 この世界には、本当にいろいろな進化があるらしい。


 五人で一つのステータス。


 つまり、一人だけが強くなるのではなく、五人全員が同じ力を共有しているということか。


「それだけではありません」


 今度はメリが口を開く。


「進化したことで、新しいスキルも手に入りました」


「水の都と空の雨か」


「はい」


 セリが説明する。


「水の都は、一定範囲を私たちに有利な水の領域へ変えるスキルです。水魔法の威力が上がり、味方の回復も早くなります」


「かなり強いな」


「空の雨は、上空から魔力を含んだ雨を降らせるスキルです。味方には回復の雨となり、敵には魔力を削る雨になります」


「便利すぎるだろ……」


 攻撃、支援、回復。


 水魅五姉妹は、進化してさらに万能になったようだ。


 魔力三万という数字も、とんでもない。


「我が王」


 次にガルドが一歩前に出た。


「次は私のステータスをお見せします」


「頼む」


「ステータスオープン」


 今度は黒い光が広がった。


━━━━━━━━━━━━━━━


【新帝のダンジョン 魔王の騎士】


名前:ガルド

レベル:0


体力:40000

魔力:20000


スキル

・魔力の極み

・闇魔法・闇切り

・身体能力強化

・闇魔法・ブラックホール

・闇魔法・闇落とし

・魔法・空間切り


所持品

・黒刀


━━━━━━━━━━━━━━━


「おい、体力どうなってんだ!」


 思わず叫んでしまった。


 体力四万。


 魔力二万。


 しかもスキルも増えている。


 闇落とし。


 空間切り。


 名前だけでやばそうなスキルだ。


「我が王、これが今の私のステータスです。どうでしょうか」


「すごいとしか言えないよ」


「ありがとうございます」


 ガルドは静かに頭を下げた。


 前から強かったが、進化して完全に別格になっている。


 騎士というより、闇をまとった武人だ。


「タケシ様」


 ミルがこちらを見る。


「最後はタケシ様のステータスを開いてください」


「ああ、分かった」


 そういえば、俺自身のステータスをまだちゃんと見ていなかった。


 俺は少し緊張しながら口を開く。


「ステータスオープン」


 黒い光が場を包んだ。


━━━━━━━━━━━━━━━


【新帝のダンジョン 魔王Dランク】


名前:タケシ

レベル:0


体力:50000

魔力:50000


スキル

・鑑定S

・魔力の極み

・ファイヤーボール

・煉獄斬り

・黒葬の惨撃

・未来予知Lv10

・魔王の威圧Lv1

・身体能力強化

・超速再生

・エンゲル

・残像

・重力反転

・魔王の領域


残りポイント:378160pt


所持品

・魔銃

・上位魔剣

・アルティアレギオン


━━━━━━━━━━━━━━━


「おい……五万ってどういうことだよ」


 体力も魔力も五万。


 Eランクの時と比べると、完全に別物だ。


 しかも、新しいスキルが二つ増えている。


 重力反転。


 魔王の領域。


 特に魔王の領域。


 名前からして、ダンジョンを広げるための力に関係していそうだ。


「ミル、これって……」


「タケシ様」


 ミルが真剣な顔で俺を見た。


「さすがにいろいろありすぎます。今日はタケシ様も目覚めたばかりですし、詳しい説明は明日にしてもいいですか?」


「そうだな」


 俺はステータスを閉じた。


 正直、頭が追いついていない。


 水魅五姉妹の進化。


 ガルドの進化。


 俺自身のDランク魔王への進化。


 新スキル。


 魔王の領域。


 一気に情報が増えすぎた。


「今日は疲れたし、進化祝いとして鍋でもするか」


「はい!」


 ミルが嬉しそうに返事をする。


「ご主人様、すぐに準備しますね」


 セリたちが笑顔で動き出す。


 進化して姿が変わっても、こういうところは変わらない。


 少し安心した。


「我が王、私も手伝いましょう」


「ガルドが鍋の準備を?」


「はい。野菜を斬ることなら得意です」


「それ、黒刀でやるなよ」


「承知しました」


 俺たちは久しぶりに、ゆっくりと食事をした。


 鍋の湯気が玉座の間に広がり、みんなで囲む。


 水魅五姉妹は楽しそうに具材を入れ、ミルは俺の近くで嬉しそうに笑っている。


 ゼキナは静かに鍋を食べ、ガルドは少しぎこちなく箸を持っていた。


 Dランク魔王。


 進化した仲間たち。


 そして、新しいスキル。


 新帝ダンジョンは、また大きく変わろうとしている。


 でも、今日は難しいことは考えない。


 今はただ、仲間たちと一緒に鍋を食べる。


 それだけで十分だった。


 俺は温かい鍋を食べながら、ゆっくりと息を吐いた。


「うまいな」


「ありがとうございます、ご主人様」


 その夜、俺たちは久しぶりに穏やかな時間を過ごし、眠りについた。


 明日からは、Dランク魔王としての新しい力を確認することになる。


——————————————————————————-

第四十五話終了時点


タケシ:魔王Dランク Lv0

階層数:40階層

残りポイント:378160pt


新情報:

・水魅五姉妹が進化

・水魅五姉妹は五人で一つのステータスを共有

・水魅五姉妹の新スキル:水の都、空の雨

・ガルドが進化

・ガルドは侍のような姿へ変化

・ガルドの新スキル:闇落とし、空間切り

・タケシのDランクステータス判明

・タケシの新スキル:重力反転、魔王の領域

・詳しい説明は次回へ


ポイント計算


第四十四話終了時点:378160pt


この話では購入・討伐なし


第四十五話終了時点:378160pt


——————————————————————————-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ