表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン妖精と始める異世界魔王ライフ  作者: 西園寺
階層設定

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
19/48

第十八話「世界の魔王」

「タケシ様」


「どうした?」


 ミルが急に真剣な表情になった。


「タケシ様がレベル三十になったので、お話ししておきたいことがあります」


「なんだ?」


「魔王には、ランクがあります」


「ランク?」


「はい。冒険者や魔物と同じように、魔王にもランクが存在します」


「俺のランクは?」


「現在のタケシ様は、魔王Fランクです」


「Fか……」


 最初のランクってことか。


「ですが大丈夫です。魔王はレベル一〇〇に到達すると、レベルが〇に戻り、次のランクへ上がります」


「つまり、レベル一〇〇になったらEランク魔王になるってことか?」


「はい!」


「なるほどな」


 レベルを上げて、ランクを上げる。


 魔王にも成長段階があるわけだ。


「タケシ様、一度ステータスを開いてみてください」


「ああ、分かった」


 俺は目の前に意識を集中させる。


「ステータスオープン」


━━━━━━━━━━━━━━━


【新帝のダンジョン 魔王Fランク】


名前:タケシ

レベル:30


体力:7300

魔力:7300


スキル

・鑑定C

・魔力操作

・魔力感知

・ファイヤーボール

・煉獄斬り

・黒葬の惨撃

・未来予知Lv1


残りポイント:8018pt


所持品

・魔銃

・魔剣

・上位魔剣

・アルティアレギオン


━━━━━━━━━━━━━━━


「確かに、魔王Fランクって表示されてるな」


「はい」


「ランクが上がると、何か変わるのか?」


「タケシ様がランクを上げていくごとに、ダンジョンにも何らかの変化が起きるはずです」


「何らかの変化、か」


 新しい機能の解放。


 階層の強化。


 魔物の召喚範囲拡大。


 そういうものがあるのかもしれない。


 だが、それと同時に思った。


 この世界は、魔王に成長システムを与えている。


 冒険者を呼び込み、殺し、ポイントに変える。


 魔王はその中で強くなっていく。


 まるで、誰かがそうなるように仕組んだみたいだ。


「……この世界を作ったやつ、相当性格悪いな」


「タケシ様?」


「いや、なんでもない」


 ミルは俺をじっと見つめた。


「タケシ様。あなたは転生し、ダンジョンの魔王に選ばれた数少ない転生者です」


「……」


「あなたは自由です。ダンジョンを守るだけでも、階層を増やすだけでも、外の世界へ出ることを目指してもいい」


 自由。


 俺はその言葉を聞いて、少しだけ考えた。


 俺はこの世界に来てから、ずっと目の前のことだけを考えていた。


 生き残ること。


 ダンジョンを守ること。


 冒険者を倒すこと。


 階層を増やすこと。


 でも、これからどうするのか。


 何を目指すのか。


 そこまでは、ちゃんと考えたことがなかった。


「俺は……」


 俺は上位魔剣を握り直した。


 ダンジョンの魔王。


 それだけで終わるつもりはない。


 せっかく異世界に来た。


 魔王になった。


 なら、目指す場所はもっと大きくていい。


「決めた」


「タケシ様?」


「俺は、ただのダンジョンの魔王じゃ終わらない」


 ミルが息を呑む。


「俺は――」


 俺は静かに笑った。


「ダンジョンの魔王じゃなくて、世界の魔王になってやる」


「……!」


 ミルは一瞬驚いた顔をした。


 だがすぐに、嬉しそうに笑った。


「はい、タケシ様!」


 六階層の暗い洞窟の中で、俺は新しい目標を決めた。


 レベル三十。


 魔王Fランク。


 未来予知Lv1。


 ここからだ。


 新帝ダンジョンの魔王として。


 そして、いずれ世界を支配する魔王として。


 俺の本当の魔王ライフが始まる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


タケシのレベル:30

魔王ランク:Fランク

残りポイント:8018pt


新スキル:

・未来予知Lv1


目標:

・世界の魔王になる


第十七話終了時点:8018pt


第十八話中のポイント獲得:±0pt

第十八話中のポイント消費:±0pt


第十八話終了時点:8018pt


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ