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第11話:10歳のレベル10

いつもお読みいただきありがとうございます! 第11話です。

無事に推薦状をもらい、ハチミツ目当てに「Wind Bee」の討伐クエストを引き受けたフリシア。

ゲーマーの嗅覚で見つけた穴場のスポーン地点でコツコツと効率良くファームを続け、ついに大きな節目を迎えることになります!

ギルドを揺るがすフリシアちゃんの成長速度にぜひご注目ください!

グスタフお兄さんから立ち合いの証明書をもらい、リザお姉さんから「Wind Bee」の討伐クエストを受諾したフリシアは、一刻も惜しむように街の外へと飛び出し、すぐさま効率的な狩場の調査に乗り出した。


プロゲーマーとしての鋭い勘を頼りに探索を進めると、彼女はついに山裾の岩の隙間に「隠れスポーン地点」を発見した! その場所には巨大な蜂の巣が存在し、おびただしい数のWind Beeが群れをなして飛び交っていたのだ!


(ふふっ……こういう湧きの良い隠れスポットこそ、ゲーマーにとっての天国よね!)


フリシアは目を輝かせ、頭の中で即座にターゲットのステータス分析を開始した。


Wind Beeはレベル7の風属性蜂モンスターだ。毒を付与してくる攻撃力と高い敏捷性が特徴だが、ゲームバランスの観点から見れば、致命的な弱点として「HPが他のレベル7モンスターに比べて極端に低い」という点が挙げられる!


したがって、たとえ氷結弾で属性優位のボーナスが得られなくとも、急所を的確に5連撃で射抜く「Rapid Throw」の威力があれば、一撃でその身体を光の粒子へと変え去るには十分だった!


「Rapid Throw!」


シュッ——シュッ——シュッ——シュッ——シュッ! ドカン!


5発の氷結弾が狙撃手のような正確さで、空中を飛ぶWind Beeの頭部を撃ち抜いていく! 冷気がその羽を凍らせて地面へと叩きつけ、爆発とともに消滅する。後には黄金色に輝く「質の良いハチミツ」だけがポロッと地面にドロップした。


フリシアはこの穴場で徹底的にシステム化されたファームを開始した。Wind Beeはリスポーンが早く、数も多い。その上、ドロップするハチミツは市場でかなりの高値で売れるのだ!


それから僅か2週間後……ある日の午後、100匹目の蜂を撃ち落とした瞬間、頭の中でギルドシステムの通知音が鳴り響いた!


【 ジョブレベルアップ:Job Level 9 ➔ Job Level 10 】


フリシアは驚きと興奮で目を丸くした! 投げ技系のスキルがさらなる進化を遂げたのだ。彼女は迷うことなく即座にスキルを強化し、これによって「Rapid Throw」は一瞬のうちに最大「6 Hits」の連続投擲が可能となった!


そして……ハチミツ狩りのループ作業を継続しながら、さらに2ヶ月という月日が流れた。


夕暮れ時、最後の6連氷結弾がWind Beeの巨体を砕き散らしたその瞬間……おびただしい量の黄金の光が少女の全身を包み込んだ!


【 キャラクターレベルアップ:Level 9 ➔ Level 10 】


【 ジョブレベルアップ:Job Level 11 ➔ Job Level 12 】


フリシアは額の汗をぬぐい、誇らしげに息を吐き出した。


「はぁ……ついにレベル10になったんだ……!」


……


夕方の冒険者協会。


ギルド内はクエストから帰還したベテラン冒険者たちで賑わっていた。フリシアは満面の笑みを浮かべてリザお姉さんのカウンターへと向かい、ハチミツが詰まった大きな瓶の袋と、金属製の「冒険者証」を差し出して通常通りクエストの報告を行った。


リザお姉さんはカードを受け取り処理を進めたが、金属板に浮かび上がった最新の数値を目にした瞬間——


「きゃああああ!? れ……レベル10!? ジョブ12!?」


リザお姉さんの絶叫に近い悲鳴が、広いギルドの館内に響き渡った!


その声に、酒を飲み交わし歓談していた数百人の冒険者たちが「ピクッ」と動きを止めた! ギルド全体が一瞬にして静まり返り、荒くれ者の男たちも魔導士たちも、全員が揃ってカウンターへと視線を向けた!


「あ……あり得ないわ!」取り乱したリザお姉さんは、思わずギルド全体に聞こえるような大声で説明を続けてしまった。「フリシアちゃん……見習い冒険者として登録したのって、たったの『10ヶ月前』よ!? 10歳の女の子が、パーティも組まずにたった1人だけで、わずか10ヶ月で『Level 10』まで登り詰めるなんて……!」


「おい、マジかよ!? 10ヶ月でレベル10に届いただと!?」


「10歳のガキだぞ!? 俺たちのパーティなんて死に物狂いでファームして2年もかかったってのに!」


「化け物……いや、とんでもない小悪魔天才児が現れたぞ!」


驚きと感嘆の声、そして呆気にとられたような笑い声がギルド中に満ちあふれた! 先輩冒険者たちが続々とカウンターの周りに群がるように集まり、拍手を送ったり、幼い少女を大絶賛したりし始めた。フリシアはオドオドと戸惑いながら、照れくさそうに苦笑いを浮かべてその称賛を受け止めた。


しかし、誰もがフリシアの偉業を祝福していたその時——


隣で腕を組んで立っていた大柄なベテラン冒険者がニヤリと笑い、輪の中心に向かって敬意の籠もった声で声を張り上げた。


「おいおい……まだ10歳の子供とはいえ、レベル10に達したってことは……このお嬢ちゃん、『一人前の冒険者登録試験』を受ける資格を得たってことじゃないか!」


その一言に、ギルド内の空気は再び大きくどよめいた! フリシアは目を見開き、パッと目を輝かせてリザお姉さんの顔を見つめた!


「一人前の冒険者」という言葉を耳にして、フリシアの胸は高鳴り、小さなこぶしを強く握りしめた!


一人前の冒険者になるということは、クエストの制限が解除され、始まりの街のエリア外へ自由に旅立つことができ、より高難易度のダンジョンへと挑戦できることを意味する!


(ふふっ……かかってきなさい。一人前になるための昇格試験なんて、プロゲーマーの私にかかれば楽勝よ!)


少女は心の中でニヤリと笑い、キリッと真剣な表情をしたリザお姉さんを見上げるのだった。


---


ステータス確認


名前:フリシア・バーハート

職業:スカウト(Scout)

Base Level:10

Job Level:12

Skill:Rapid Throw Lv.10(Max)

Hiding Lv.2

Trap Research Lv.1

基礎氷生成魔法 Lv.5

第11話をお読みいただきありがとうございました!

隠れスポーン地点での効率的な蜂狩り(Wind Bee)を続け、見事にBase Lv.10&Job Lv.12に到達したフリシアちゃん!

登録からわずか10ヶ月でレベル10に達するという異例のスピード成長に、ギルド中が大騒ぎとなりました!

そしてついに「一人前の冒険者昇格試験」の受験資格をゲット!

次回、フリシアちゃんが挑む昇格試験とは……!?


「レベル10到達おめでとう!」「ギルドの先輩たちの反応が最高!」と思っていただけましたら、ぜひページ下部の【ブックマーク登録】や【評価(★★★★★)】、【フォロー】で応援していただけると大変励みになります!


次回(第12話)もどうぞお楽しみに! ✨

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