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新しい物語  作者: 熊さん
第三章:近畿圏の抑圧
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山彦の結論

山彦の結論


保倉川の小屋から妙高、塩尻湖に渡った。

昔の道があったそこで、長野盆地へそのまま向かった。


長野盆地に来て、近畿圏の匂いがした。

屋敷が至るところにあり、古墳もあった。

春日山とは大分と違うな。

山彦の印象だった。

千曲川を渡り、山に入っていった。


山彦は森に入ると、安心感が広がった。

縄文の森の雰囲気があり、浅間山の噴火の影響が少ない土地であった。


懐かしさとともに、狩りをして小動物を狩り、食べた。


《森は良い。近畿圏や敦賀を見て、大きな時代の動きを感じた。》


しかし森は俺の住処だなと、改めて思った。


《それにしても、春日山の麓の集落は別だな。》


どうしてかは理解できなかったが、違いを確認し、とにかくいまは、大きく時代が動いていることを確認していた。


森を深く入ると、集落が見えた。


「おい、ここは縄文の森の集落か?」


中から驚いたように男が出てきた。


「あ、山彦さん、族長をリコに代替わりしたと聞いていましたが、お久しぶりです。」


「おう、いまは、浅間山の移動するグループだよ。保倉川から移動して浅間山に向かってる」


男は山彦の動きに納得し、気をつけてお帰りください。と挨拶し、送り出した。


森は深く、険しい道もあったが、山彦は、迷わず進んだ。


浅間山が見えてきた。


枯れ葉で隠れてる小屋が点在してきた。

二つの並んだ小屋の先に大きな岩が重なり、洞窟になってる婆様の小屋に山彦は入った。


「山彦か、理解していたぞ、おぬしが来ておったことは山が知らせてくれてた。」


「婆様、伊勢の大巫女にあってきた」


ほほうと、婆様が驚いた。

山彦が、近畿圏や敦賀に行った話をして、保倉川の小屋がまだ生きてることを告げた。


近畿圏には、山は省かれてる。

彼らは平地の民だ。山は静かに生活を守るしかない。


山彦も同じ考えだった。


山彦は穴から出てリコやカンタに会い、狩りをすることにした。


いまは、昔の暮らしを続けることだという事であった。

隠れ田んぼも見回り、狩りを続けた。


浅間山は堂々と噴煙を噴き上げていた。


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