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新しい物語  作者: 熊さん
第三章:近畿圏の抑圧
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新たな動きに

新たな動きに



紀元3世紀過ぎの浅間山の大噴火により森から人が拒絶されてから森に人が戻り、そこに佐久平での豪族の立ち上がりがあり、混乱が起きたが、美和による祭礼により落ち着き、近畿圏の力のように見えた。


しかし、美和の力は縄文の知恵であった。美和は密かに森と繋がり、森の声で佐久平を治めていた。


そしてまだ浅間山の噴火が起きた。


美和も亡くなり、墳墓が代官と併設された。


婆様が言った。


「森の役割は終わった」


カンタが密かに祠から居なくなっていた。

代官は気がついたが、カンタの役割を知らない代官は、母の偉業を神的な存在として、墳墓にも刻んだ。

カンタは屋敷からも忘れ去られた。


縄文の森の集落は、密かにその活動は続けていたが、佐久平との関係がなくなったことで、平地から記憶とともに消えた。


山彦は、リコに族長を任せ、新たな移動するグループとして動き始めた。

浅間山は噴煙を出す危険な場所として、佐久平では認知されていた。


佐久平では、大きな歴史の流れの中で、豪族も墳墓建設が行われるようになったが、続かなかった。


それは近畿圏が海外との交流を始め、ひとつの国家としての形が求められるようになっていった。


地方による豪族は、近畿圏の法整備的な動きの中で、沈静化していた。


移動するグループとなった山彦は、まず、伊勢に向かった。

8日かけて伊勢路を往く、山彦。


山彦には、かつての佐久平での移動するグループの記憶があった。


祠に来た山彦は、警備の人間にどのように話しかけるか悩んでいた。


しかし当たって砕けろという気持ちで、浅間山から来たと声をかけると。

意外にも、浅間山の理解があり、祠の侍女に引き継いでくれた。


大巫女を前に、浅間山から来たと告げると、その昔、九州勢力に対しての動きに手伝ってくれた移動するグループが記憶に残っていた。


「おお、浅間山からとな。霊山は健在か?」


「はい、浅間山を気に掛けていただきありがとうございます。浅間山は隠れ里として健在です。」


伊勢の大巫女は、今も近畿圏との繋がりがあるが、縄文の巫女の精神は健在であった。

そこでいまは、敦賀に大きな動きがある事を聞いた。


佐久平がその動きに巻き込まれる事の予感のような話であった。


山彦は、伊勢の大巫女の祠を出ると、今度は、敦賀に向かった。


宮川の綺麗な水はキラキラ光り、風が戦いでいた。


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