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泣くんじゃないよ
いまでも、はっきりと覚えている。
この手のなかで失われていく命の感触を・・・。
ーほら、おいしいだろ?
生まれてはじめての、すごく美味しい飲み物をくれた
その優しい笑みを。
ーあんたは光の王子だ。
はっきりと、そう言ってくれたその人を。
ー泣くんじゃないよ。
その言葉どおりに、彼は泣かない。
ー泣くんじゃないよ。
ただ、その言葉通りに・・・。
少年はひっそりと、眠れる姫のとなりにたたずんでいた。
ー泣くんじゃないよ。
唇を噛む。
いまでも、はっきりと覚えている。
この手のなかで失われていく命の感触を・・・。
ーほら、おいしいだろ?
生まれてはじめての、すごく美味しい飲み物をくれた
その優しい笑みを。
ーあんたは光の王子だ。
はっきりと、そう言ってくれたその人を。
ー泣くんじゃないよ。
その言葉どおりに、彼は泣かない。
ー泣くんじゃないよ。
ただ、その言葉通りに・・・。
少年はひっそりと、眠れる姫のとなりにたたずんでいた。
ー泣くんじゃないよ。
唇を噛む。