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男船  作者: 秋山善律
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1-8

 荷揚げの作業が一段落ついたところで、山峯は船内の共用スペースへと促された。

 出港までの時間は各々自由に過ごすのが習わしのようだ。

 室内は薄暗く、決して広くはないスペースには十数名にも及ぶ船員たちが過ごしていた。

 そこは、むせ返る程のタバコの煙と、ひしめき合う男達の汗と体臭が充満している。

 彼らの過ごし方は様々であった。

 麻雀などの博打に興じるもの、食事を摂る者、壁に向かって雑誌を手に持ち、自慰行為に勤しむ者すらいた……。

 空いている空間を見つけ、ボンサックを下ろし腰を落ち着ける。

 猥雑な会話と、時折響く怒声や品を欠いた笑い声。

 山峯にとって、今まで渡り歩いてきた場所となんら遜色はなく、どこか居心地の良さすら感じるほどであった。



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