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7話 チャンバラ

我が血脈に刻まれし「五月五日」……それは、光の軍勢たる《端午の節句》の刻印が刻まれし日也。

かつて古の時代より、若き覚醒者たちの魂を穢れし厄災から護るため、数々の魔術的儀式が執り行われてきた。そんな儀式が今日、この幼稚園でも

行われようとしていた。

◇◇◇◇

先生:「ここをこう折ったら、ハイ。兜の完成。」

俺 :「先生ありがとう〜」(エンジェルスマイル)

今日は子供の日である。この幼稚園は子供の日に

ちなんだ装飾や遊びを積極的に行っている。

し :「よーし。男子、4人集まったな!じゃあ早速   

   チャンバラしようぜ。」

ゆ :「いいね〜。やろう。でもけんたは

   大丈夫なの?」

け :「あー平気平気。今日数珠忘れたから、

   仏ちゃん見てないっしょ!」(軽い口調)

(そういうシステムなの?あの数珠怖っ!!)

俺 :「ルールは相手の兜を落とした方が勝ちでいい   

   かな?」

3人:「おっけー。」

ゆ :「じゃあグーとパーで分かれましょ。」


対戦表 俺vsしんすけ けんたvsゆうた


―――1回戦

し :「おうおうおう。とおるくーん。PKでは敗けた

   けどな…この勝負は勝つ!お前に勝って、

   さくらちゃんに告白する!!」(キメ顔)

俺 :「悪いけど…俺のさくらは渡さねぇ…。

   お前はモアちゃんとよろしくやってろぃ。」

し :「ア…アイツは関係ないだろ!」

俺 :「ふっ、それはどうかな。」(ニチャア)

け :「もうさっさと始めよーぜ。はい、

   スタート。」

(いつもの数珠ない君ってそんなダウナー系

なの?!おじさん恐怖超えて感動しちゃったよ!)

し :「行くぜ!」

俺 :「ちょっと待っ…

し :「問答無用!」

鋭い金属音が静寂を切り裂き、二つの刃が激しく火花を散らした。…気がした

力で押し込もうとする刃を、もう一方が受け流し、流れるような連続攻撃へと転じる。

互いの剣が空気を切り裂く風切り音と、激しくぶつかり合う金属音が交互に響き渡る。…気がした

一瞬の隙を突いた鋭い突きを、紙一重の身のこなしでかわし、すぐさま横一文字の薙ぎ払いで応戦する。刃と刃が噛み合い、互いの力と技が正面から衝突する緊迫した攻防が繰り広げられている…そんな雰囲気があった。

し :「もらった!!」(空中へ跳ぶ)

俺 :「この瞬間を待ってた!」(1度言ってみたい 

   セリフ)

け :「いっぽーん。とおるの勝ちー。」

結果は徹の勝ちだ。周囲から歓声が上がった。

ちなみにその中に女子の声は無い。

―――2回戦

け :「ゆうた!思う存分、戦いあおうじゃない 

   か!」

ゆ :「母ちゃん、僕に力を貸して。」

(なんで園児がジャンプ作品のパロディ演ってんだよ。お前らもう立派な大人だよ!)

け :「よーい、始め!」

その途端、ゆうたは新聞紙ソードを真っ二つに引き裂き、ドヤ顔で構えた。

ゆ :「二刀流…大谷翔平だ!」

け :「そうか、そうだな、そうだよなぁ!…あ?

   お前それはナイワー。」

(いやお前それ仏様に怒られるだろ!)

ゆうたはバカにされた。だがそのときにはもう何もかもが終わっていた。

ゆ :「霹◯一閃…」(ボソッ)

(いやいやいや、師匠早いって。キレてた?さっきのひと言キレてた?!)

けんたは白目を剥いて倒れていた。

(いや新聞紙だよね?!そんな威力出んの

マジかよ!おいもう決勝戦だぞ。そうだ仮病で

トイレ行こう!)

し :「じゃ、じゃあ…決勝戦行こっか。とおる、

   お前そっち側な。」(ひきつった顔)

俺 :「あ、イタタタ。俺お腹痛いからトイレ。

   しんすけ後は任せ……」

さ :「とおる君、決勝戦出るの〜?すごいよ!

   さくら、とおる君のことたくさん

   たっくさーん応援するね!」

   (天使の微笑み)

(さ、さくらちゃん??今じゃない、タイミング

ズレてるよ…)

クラスの皆が徹とゆうたの漢の熱い闘いを観に

来た。クラスはライブ会場だった。徹の足は

ガクガク震えていたが、『カッコつけたい』が

勝ってしまった。

―――決勝戦

俺 :「師匠。靴飛ばしでは俺の完敗だった。けど、

   弟子は師匠を超えていくものだ!

   それに護りたい人ができた。だから、

   この勝負、絶対勝つ!」(キメ顔)

ゆ :「悪いが、僕も師匠としてのプライドが

   ある。だから…僕が勝つ!」

け :「もう始めるねー。始めー。」

ゆうたは片方の剣を投げた。徹は避けた。でもその先に、ゆうたがいた…。

―――俺、やっぱり敗北!


俺 :「師匠。舐めた口きいてスンマセンした。」

ゆ :「いいって。僕も久しぶりに楽しかったし。」

(いやその割には殺気が感じ取れたけどな!)

さ :「とおる君、かっこよかったよ!

   さすが、さくらの旦那さん!」(破壊力抜群 

   の笑顔)

モ :「ゆうた強すぎるっしょ。強すぎてウケる。」

(俺は笑えねぇんじゃ!)

ゆ :「ねえとおる君。もう一回やろう!」

俺 :「イヤッ、イヤッ、イヤッ…」

          ◇

ククク……祝え。この世界に満ちる『端午の節句』という名の、新たなる覚醒の刻をな……!

―――次回、とおる、死すパート2!!

デュ◯ルスタンバイ!




―――真の次回・ピチピチチャプチャプランランラン






    





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