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4話 ライバル登場?

俺は前世で、ラブコメが大好きだった。王道だけど

『決闘から芽生える恋の息吹。』っていうの?

この手の展開におじさん憧れちゃう!

この1つの小さな夢の一欠片に立ち会える日が

来るとは思ってもいなかった。

◇◇◇◇

お絵かきが終わって、2回目の自由時間。徹は読書に勤しんでいた。

(おいおいマジかよ…。葉っぱ食べたら胃の調子

よくなって蝶々になれるのか!しかもこれ……

しかけ絵本じゃないか!…さすが。

『はらぺこあおむし』。俺の前世、読書全く

しなかったからな。おじさん感動したぜ!)

そんなときだ。

「おうおうおう。この中に『しらゆきのとおる』は

いるか?いたらちょっとツラ貸せよ。」

ヤンキーみたいな髪型の子3人が俺のことを

探していた。

(うわ、これめっっっちゃめんどくせぇタイプだ。

他人のフリしよ。)

「ねえとおる君。呼ばれてるよ〜。あれ、とおる君知らんぷりしないで!」

靴飛ばしのゆうた君だ。俺は訳あってこの人の言うことには、身体が勝手に動いてしまう。

「師匠が言うならしょうがない。」僕は3秒で

ゆうた君の元に行った。

「なんだねツミ達は。子供は帰ってママのおっパイ

でも飲んでねなさい!」(イケボ最低音)

「ざけんなよ!おれ⤴たちもうそんな

歳じゃないし⤴!」

「で、用件は?僕は忙しいから早く済ませてくれるかね。」

「お前最近調子乗ってるだろ。だから、一回シメとこうと思った。だから決闘だ。負けたほうが勝ったほうの家来な。」

(うっわ。本物の不良こえー。もう三十路なのに

小便ちびりそうだぜ。でも相手はガキだ。

余裕だろ…多分。)

「わかった。で、何で勝負するの?」

「PKだ。5本勝負で練習は1本だけな。」

(絶対ワールドカップに影響受けたな。)

そんなこんなで俺たちは体育館に移動した。

「なんでギャラリーに人が沢山いんだよ!しかも

なんか楽器まで持って演奏してるしさ!」

「なんで…って、そんなの大勢でやった方が楽しいからに決まってるだろ。」

(おいおい、生粋の陽キャすぎておじさん

チビッたぞ。)

「先行はとおるからな。」

「しゃーねーな。負けても泣くんじゃねえぞ。」

(俺の前世、10年間サッカーをやっていた。こんな

5年しか生きてないガキンチョに負けるわけが

ないぜ。だがエンターテインメントは欠かせない。

少し遊んでやるか。)

途中結果 とおる  ◯5

          ✕0

     ヤンキー ◯4

          ✕0

ヤンキー―5球目


「うーっ、わかった。おれ⤴右狙う!だから右に

いて。」

「わかったぜ。だが、このターンで決めさせてもらうぜ。天国へのカウントダウンは始まった!」

BGMがコナン風のに変わった。(生演奏)

「いっけぇー!」

ギャラリー皆がヤンキーと一緒に叫んでた。

「ふっ…そのコース、一番得意なんだ…」

俺は止めた、皆の希望を。

結果―――三十路の勝利!

「やったね!!とおる君!さくら、すっごく

ドキドキしちゃった!」

俺のファン第1号が称賛してくれた。

「ごめんね、さくらちゃん。対戦相手と話がしたいから後でいい?後で沢山お話しよう。」(彼氏風)

俺は相手に1つだけ聞きたいことがあった。

「ねえ、僕に勝負を仕掛けた本当の理由は?」

「グスン…お前が…ヒック…さくらちゃんと

仲良くしてる…グスッ…から!」

(なるほど、そういうことか。ヤンキーはさくらの

ことが好きなのか。)

「わかったぜ。お前、さくらちゃんが好きなんだな。そうゆうことなら協力してあげるよ。」

(やっべぇ、めっちゃキュンキュンきてるわー!

やっぱ片思い、最高だぜ!)

「いいのか?俺はもう、とおる君の家来で…」

「俺は家来よりもお前と『ダチ』になりたいぜ!」

この言葉は徹の心の底から出た言葉だ。

「ありがとう…とおる君。俺の名前は『しんすけ』だ。これからよろしく!」

「おお、よろしくな。」

徹に3人目の友達ができた。


―――教室に戻った


「あのね、さくらね、……とおる君のこと、

『すごくカッコイイ!』って思ったの。

だからね、さくらをとおる君のお嫁さんにして

ください!」

(ええ…、これは急展開すぎるて…こんなところ

見られたら、しんすけとの友情にヒビが…はっ)

廊下から殺気のようなものを感じた。しんすけだ。

目から血涙を流すほどに…。

(もうこれ嫌でもズッ友だよ。ズタズタな友達すぎるよこれ!)

そうこうしている間に、お迎えがきた。

明日から徹はズタズタ回避ができるのか?



――――次回、とおる、死す。デュ◯ルスタンバイ!

    



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