番外編 今の家族
夏休み――それは我々選ばれし学生に与えられた、**「現世の義務(学校)」から魂を解放するための約40日間の絶対不可侵領域
(パラダイス・ロスト)**である。
そんな夏休みも終焉が近づいてきた。
◇◇◇◇
ここ最近で分かったことがある。俺の家族も転生者だったのだ!番外編で語ることでもないかもしれないが、語る機会が無かったんだ。(作者の構成の下手くそのせい)だから今語ろうと思う。
『世にも奇◯な物語〜夏の特別編〜』
ドゥルルルルードゥルルルー…
◇
―――サッカーのあと(4話参照)
先:「とおる君、お迎えきたよー。」
(お、お迎え!?どこ…研究所?バレた、まさかバレた?なんでだ?確かに若い先生に鼻の下伸ばしてたよ!でもそれは漢の性じゃん!!)
?:「とおるちゃん。帰るわよ。」(冷たい声)
その人は俺の名前を呼んだ。めっちゃ冷たく。
どうやら今の俺の母ちゃんらしい。
俺は極力三十路だとバレないように演技をした。
俺:「う、うんママー。きききき今日のご飯何?」(※精神は5歳児ぐらいもろいです。)
(終わったー。こんな愛想笑いキモい子供なんて
いない!終わった。絶対バレた…。)
母:「行くわよ、とおるちゃん。そんなセミの抜け殻
みたいな顔してないで…」(冷たい)
(ちびりそうだよ!とおるちゃん、もう打ち上げ3秒前だよ!)
俺:「先生、さようなら。」(死ぬ前のウサギの目)
先:「はい、さようならー。」
(ダメだった。この美人、鈍感だ!鬼!悪魔!)
俺は宇宙人のように連行されてった。親に…。
◇
―――家に着いた
母:「入れ。」(命令形)
俺:「はい。」(ガクブル)
(こいつ、子供に命令形?!マジの研究、解剖
実験!!ハハハ、ハハ、もうちょっと出たー。)
リビングの椅子に座らされた。今日で死ぬんだ。
我が生涯に一片の悔いなし!(ウソ)
母:「せんぱーい。私のことわかりますかー?
私ですよー。後輩の楠木ですよー。」
楠木だった。後輩に脅されて、後輩にビビって、
後輩にチビラされて…先輩の威厳が…グハッ…。
楠:「私たちの今の家族、全員転生してますよ。」(ケラケラ)
俺:「お前ー。俺の事脅すなよー。いやビビってない
けどね。別にチビってなんかないん
だからね!」(墓穴)
楠:「だって先輩のこと虐めるの楽しいんです
もーん。」(ニコニコ)
楠木は生粋のサドっ娘だ。もう一度言おう。
サドっ娘だ。
楠:「それは置いといて、お父さんとお兄ちゃん、
それに妹はあの日、飲み会を開いた日に
出席していた人よ。」
俺:「ぶ、部長はどの立ち位置なんだ?」
(震える声)
楠:「妹よ、お・に・い・ちゃん。」(ケラケラ)
先に言っておく。部長は男である。
(おいー!それは、なんかこう…ダメだろ!)
俺:「後は同期の松下と東か。」(現実逃避)
楠:「ええ、そうよ。これからよろしく。」
(手を差し伸べる)
俺:「おう、よろしくな。楠木。」(固い握手)
◇
とまあこんな感じで、後輩に醜態晒した…じゃなくて新しい家族ができた。家族との話は追々ね。
今は、まだ肩身が狭くて…(苦笑)
でもなんであの日の飲み会に参加した5人がピンポイントで転生したんだろうか。不思議は残るばかりだなー。
(黒いサングラスをかける)
『それでは皆さん、またお会いしましょう。』
ドゥルルルードゥルルルー…
次回本編戻ります




