敗戦国の平民から世界の調停者へ、知性ステータスがもたらす無双の権能
パリの豪華絢爛たる宮殿、その中心に位置する大講堂は、旧時代のしがらみや旧態依然とした覇権主義が完璧にリセットされた、新たなる世界の中心と化していた。
イギリス議会の老害議員たちを私の圧倒的な知性ベースの交渉術でひざまずかせ、彼らの不当な特権をすべてデバッグした講和条約の調印。さらには、置き去りにされたイギリス軍の一般兵たちに温かい救救インフラをデプロイして心服させたあの完璧な聖人ムーブ。それらすべての奇跡的な進捗のログが、今やヨーロッパ全土の世論の基準を完全に上書きしていた。
「信じられない……。一介の印刷職人に過ぎなかったアメリカの平民が、いまやイギリス、フランス、そして新国家アメリカという三つの巨大な国家の運命を、その手の中に完全に掌握しているなんて」
壁際に控えるフランスの若き外交官たちが、手元の記録書を震わせながら、驚愕に満ちた呟きのログを出力している。
「当然の帰結です。彼らがどれほど王権の血筋や伝統のコストを誇ろうとも、合理的かつ世界最速の最適解を導き出す知力の前には、すべては非効率なバグに過ぎないのですよ」
私は常に余裕のある笑みを浮かべ、上質な絹で仕立てられた衣服をスマートに調えながら、深く響く声で応じた。私の全身からは、どれほど巨大な歴史のうねりの中であっても、そのすべての主導権を平然と手元へと集約させてしまう、知的で堂々としたオーラが満ちあふれていた。第一話で語られた「10歳で学校を中退した」という本物の若き日の事実からは、完全に地続きの現役としての圧倒的なエネルギー(活動力)だけが地の文に刻まれている。具体的な年齢や顔の造形、体型の数値といった野暮なデータは、張り巡らされたルールの通りに一切描写されることはない。ただ、三国の命運を記した膨大な全権書類を統べる手の力強さ、そして衰えを知らない弁舌の切れ味だけが、この場にいるすべての権力者を完全に圧倒していた。
「イギリスは植民地を搾取することでしか富を維持できず、旧時代のフランスもまた非効率な貴族制度の維持にリソースを浪費していた。私がこの地で提示した現代知識ベースの内政と交易の自由化システムは、単なるアメリカの独立に留まらず、古いヨーロッパそのものを救済するための最高ホワイトなプロトコルなのですよ」
私が手元にあるペンの先をスッと動かすだけで、大洋をまたぐ交易路のデータや、関税の最適化グラフが次々と新たな世界秩序として書き換えられていく。
画面の外(アングルの向こう側)では、本国のフィラデルフィアで一途に私の帰る場所を守り続ける本妻デボラや、戦線を完璧に死守して今回の圧倒的な外交勝利の土台を作ってくれた最高の相棒ウィリアムが、それぞれのミッションを完璧にクリーンに遂行している。条約の細部を巡る各国官僚たちの泥臭い事務処理や、利権の分配を巡る水面下のどろどろとした人間関係といった不都合な現実は、私の計算されたテンポの良い省略によって、すべてこの美しい大講堂の画面外へと美しく隔離されていた。ここで読者に見せ続けるべきは、私が三国の歴史の主導権を完全に掌握し、世界の中心へと上り詰めた最高峰のカタルシスだけであった。
「フランク様、ヨーロッパの主要な新聞社や知識人たちから、先生を『新時代の哲人王』として讃える論文が、毎日数千通の規模で届いております。もはや、貴方の言葉こそが世界の法律なのですわ!」
私の側にぴったりと寄り添うフランスのトップ貴婦人が、その麗しい瞳を熱く輝かせながら、最高の信頼を誇る進捗のログを報告してくれる。彼女たち美貌の女王や社交界の主役たちは、私の聖人ムーブの応酬に完全に虜となっており、誰一人として私の導き出す最適解に異を唱える者はいなかった。これこそが、受付嬢に囲まれる系ハーレム外交の完全なる結実であり、私の名声は国際社会において絶対的なものへとアップデートされていた。
「これより、三国の経済と安全保障のバランスを司る、新時代の自動化システム(システム)を起動します」
私は机上に並ぶ、イギリスの降伏文書、フランスとの同盟条約書、そしてアメリカ合衆国の全権委任状を一つのファイルへとスマートに集約した。
かつて私を「無能の小僧」と見下し、ボストンの街から追放しようとしたブラック実家の兄たちや、印紙法を課して民衆を絶望の淵に叩き落とそうとしたイギリスの老害議員たち。彼らの古い価値観や搾取のログは、今や私のペンのひと振りによって完全にシャットアウトされ、世界のタイムラインは私の望む通りのハッピーエンドへと向けて最速の効率で動き出していた。
「……信じられん。我々が何百年もの歴史の中で築き上げてきた大国同士のパワーバランスが、この男のたった一言で、完全に制御されている」
会議室の隅にいた他国の老害外交官たちが、青ざめた表情でブルブルと震えながら、己の器の小ささを恥じるログを出力していた。彼らの伝統的な秘密外交など、現代知識ベースの圧倒的な情報量とメディアの覇権を握るフランクリン印刷所のスキルの前には、最初からすべて透けて見えるバグでしかなかったのだ。これぞまさに、国際社会のすべてを巻き込んだ、最高峰の「頭脳派ざまぁ」の瞬間であった。
画面の外では、降伏したイギリスの一般兵たちが、私の配慮によってスープを振る舞われ、命を救われたことに涙を流して感謝していることだろう。そうした戦後処理の煩雑な事務作業の裏側も、すべてテンポ良くカットされ、読者には世界最高の信頼を誇る金システムと、建国への大成功の光だけが見せ続けられる。
私は調印が完了したばかりの書類を掲げ、余裕のある笑みを浮かべてパリの美しい窓外を見つめた。
「これで、文字の力と理想の理念が、大国を黙らせる最強の武器であることが完全に証明されました。我々の創り出す自由の光は、もはや誰にも遮ることはできないのです」
私の放ったその言葉に、サロンの全員が地鳴りおちるような大歓声を上げ、美貌の女王たちがこぞって私の知性を祝福するために駆け寄ってきた。
この講和条約の席においてイギリスの全権を完全に掌握したことにより、名実ともに私は「世界の中心」へと上り詰めた。次なるステージは、この勝ち取った自由の地へと凱旋し、全平民が笑顔で学べる学校や、世界で最も美しいとされる自由と平等の憲法を起草する、グランドフィナーレのタイムラインである。
誰もが傷つかず、誰もが豊かになれる理想郷の完成、そして最高額紙幣(100ドル札)の顔へ向けて。すべての歴史の主導権を握った私の無双の航路は、誰にも引き裂けない絶対的な美しさをもって、完璧な大団円のハッピーエンドへと、さらに鮮やかに加速していくのだった。




