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黒と赤の二重奏(くろとあかのにじゅうそう) 第三部  作者: 青ちゃん
それでも君のことが好き
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30/37

10章-3(変調現る)

 伊藤七が 歌い出してから 約1時間半が

たとうとしていた。

 その1時間半の間に 伊藤七が歌った

時間が 半分と 曲だけを半分ほど

演奏していた。


 そして伊藤七が オリジナルで作った歌の

「月光」という歌を こう紹介していた。


「これから歌う 月光という歌は

 わたしたち 軽音部がオリジナルで

 作った詞と 曲の歌です。

 

 心を込めて歌うので 聞いて...。


 ゲホッ クッ」


と 最後まで言い切る前に 大きな咳をした。


 それから


「聞いてください」


と とうとう かすれ声になりながら

言ったのだった。


 青山幸村は これは もしかしたら

病気が 悪化しはじめたのでは ないかと

思い もうダメだとも 思った。



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