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黒と赤の二重奏(くろとあかのにじゅうそう) 第三部  作者: 青ちゃん
それでも君のことが好き
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8章 学園祭前日

 1(学園祭の前日)


 ユッキーこと 青山幸村は 学園祭が

始まる前日までずっと 軽音部の

手伝いは するけれど 正式な部員には

ならずにいた。



 それは 学園祭の前日の 9月の中旬の

ことであった。

 学園祭の前日は 午前中で授業が終わり

午後からは 学園祭の準備が

始まったのだった。

 生徒たちは それぞれ学園祭の 出し物の

準備を始めた。

 軽音部の部員たちも 学園祭で発表する

歌や曲の 最終調整に 取りかかっていた。


 伊藤七は 軽音部のみんなの リーダー的

存在なので 最終調整のときにも

リーダーシップをとって みんなに

あれこれと 指示を出していた。


 青山幸村はというと 一応正式ではないが

半分 軽音部の 部員みたいなものだったので

軽音部の 部室に来て 何か手伝えることが

あれば 手伝おうと 思って

軽音部の 部室まで 来ていたのだった。

 しかし なぜか歌詞は 作れても

音楽性のカケラも なかった 青山幸村は

手伝おうにも どうすることも

出来なかった。

 だから 伊藤七のことを 心配しつつも

重たい楽器を 運ぶ手伝いを することに

なったのだった。


 そういう楽器とかを 体育館まで

運んでいたら 青山幸村の 親友の

黒田洋(くろだよう)と その彼女の

赤川洋子(あかがわようこ)に たまたま

出会った。


 二人に出会って 青山幸村は


「今 軽音部の 手伝いをしているんだ。

 二人は 何をしているの」


と 二人に 聞いた。


 黒田洋が こう答えたのだった。


「明日の学園祭で 何が面白そうか

 赤川さんと 二人で 下見を

 してたところなんだ。

 ユッキー」


と 言った そのあとに


「さて どちらとも 今日は用事が

 あるようだから ここで 今日は

 お別れだな ユッキー。

 じゃあ 赤川さん 行こうか」


と そう黒田洋が 言うと

赤川洋子は 嬉しそうに


「うん 行こう 黒田くん」


と そう言って 二人は その場から

去っていった。

 そういうやり取りが ありつつ

青山幸村は 半日 軽音部の手伝いを

終えたのだった。


 軽音部の 用意が 全部終わってから

軽音部のメンバー全員が 部室に集まって

部長の 金本信次(かねもとしんじ)

実質の リーダーシップを 取っていた

副部長の 伊藤七が メンバーの前で

明日の学園祭は みんなに

楽しんでもらおうとか 素晴らしいものに

しようと言って 解散したのだった。











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