7章-4(青の気持ち)
青山幸村は 伊藤七が とてつもない
決意で 今年の学園祭を 盛り上げようと
しているのは わかったので
「そうなんですか……。
そういう覚悟なら 自分も応援するし
のどの病気が これ以上悪くならない
ことを 祈っています。
頑張って下さい」
と 言うしかなかった。
その後の言葉に 一緒に頑張りましょうと
付け加えたかったが それを言ったら
押さえていた 好きって感情が
押さえ切れなくなってしまうのではと
思ったので あえて 言わなかったのだった。
そういう 青山幸村の気持ちを
伊藤七は 勘づいてなかったので こう
青山幸村に 言った。
「青山くん。
あなたに軽音部の 正式な部員になって
このわたしを 支えて欲しいの。
軽音部で 一緒に頑張りましょ」
と 言ってしまったのだった。
そう言われた 青山幸村は あまりに
無警戒な 伊藤七の言葉に どうしていいか
わからなかった。
そして 青山幸村は
「自分は 一生懸命 伊藤七さんのことを
支えていこう思うし ちからに
なりたいと 思います。
でも もう少し 軽音部の正式な
部員になるのは 考えさせて下さい」
と 頑固にも 軽音部の正式な 部員に
なることには まだ躊躇していた。
それは どうしてかというと 正式な
部員に なってしまったら 今まで以上に
伊藤七と 色々な意味で 急接近して
しまうのではと 思っていたのだった。
だから 正式な 部員になりたく
なかったのである。




