5章 青の放課後
1 (青の友人たち)
軽音部に 村田葵が 入部した
次の日の 5月16日に 青山幸村は
自分の 作った歌詞の 「月光」を
伊藤七に 発表するのを延ばした。
それは 村田葵を 軽音部のみんなに
紹介を 伊藤七がして そのあと
キーボードの 一応の使い方の説明を
していて 伊藤七が 忙しかったのである。
だから 青山幸村は その日は本当に
見学だけを していた。
そして 5月16日の 放課後になったので
今日こそは 発表するぞと 意気込んでいた。
そう思いつつ 軽音部の 部室まで
行こうと していた。
伊藤七と 青山幸村は 同じクラスで
あったが 授業の間の 休み時間とか
昼休みの時間に 話すことは
ほぼ 無かったのである。
だから 軽音部の 部室に行くときも
別々にそれぞれの 行きたい時に
行っていたのだった。
5月16日の 放課後は 先に
2年2組の 教室を出たのは
伊藤七の方だった。
青山幸村は 放課後 ちょっと思いついた
詩をノートに 書き出してから 軽音部の
部室に 向かうことにしたのである。
青山幸村の親友の 黒田洋と
前田亮が 放課後になって
すぐに 青山幸村に こう話しかけて来た。
「ユッキーまた 軽音部に 見学をしに行くの か? よく 1ヶ月も 見学が
出来るな ユッキーは」
ユッキーこと 青山幸村は
「まあ 見学だけでも 色々と楽しいから
軽音部に 行ってるからね。
二人には 放課後に なかなか 話が
出来なくて ごめんと思ってる。
だけど もう少し 軽音部に行きたいとは
思っているから ごめん」
青山幸村が そう言い終わると 前田亮が
「ユッキーって そんなに 楽器とか
出来る イメージが無いけどな。
まあ 本人が 軽音部に行きたいなら
止めやしないけど」
と 言うふうな 話をしてから 青山幸村が
「ごめん。 もうそろそろ 軽音部の
部室に行くから。
また 今度の 休日にでも 遊ぼう。
じゃあ ごめん 行ってくるよ」
そう 黒田洋と 前田亮の二人に
言い残して やっと 2年2組の
教室を 出たのであった。




