5章-2(作詞の発表について)
青山幸村は 今日こそは 歌詞「月光」を
伊藤七に 見てもらおうと 思っていた。
そう思いつつ 軽音部に向かう 廊下を
歩いて行った。
軽音部の 部室に 着いたら
伊藤七は もう部室にいて 色々と
作業をしていた。
そこで 伊藤七が 青山幸村の
存在に気付いて
「青山くん こんにちは 教室ぶりだね」
と 言ってきた。
青山幸村は ドキッとしながら
朝 会うときは あいさつとか しないのに
この部室では 何で あいさつを
してくれるのだろうと 思いつつも
いつものことなので こう あいさつした。
「こんにちは 伊藤さん」
そして いつも あいさつはこれで
終わりなのだが 青山幸村は勇気を
ふりしぼって 続きを 言い出した。
「今日は 伊藤さんに 見せたいものが
あって 来ました。
見てもらえますか」
と 言ったら 伊藤七は
「えっ わたしに 見せたいものが
あるの 何」
そう 言ったのだった。
青山幸村は 心の中で 言うぞと
思って こう言った。
「今日は 伊藤さんのために 歌に
出来るような 歌詞を作って来ました。
見てください」
と やっと 言えたのだった。
伊藤七は
「本当に わたしのために 作ってくれたの
ありがとう。
じゃあ 早速 見せて欲しいな
その歌詞を」
と 言ったので 青山幸村は
それじゃあと 言いつつ 自作の
詞とか ポエムとか 書いてある
ノートを カバンの中から
取り出したのだった。
その ノートから 「月光」という
タイトルの 歌詞を とうとう
見せたのだった。
伊藤七が それを見て 言った言葉は
「ありがとう 青山くん すごくいいわ。
こんな歌詞を 書けるなんて
やっぱり わたしの思った とおり
青山くんって 詞を書くセンスが
あるのよ。絶対そうだわ。
素晴らしい才能よ。
早く 軽音部に 正式に入部して
オリジナルの 歌詞を 色々と
作って欲しいわ。
曲は わたし逹 軽音部のメンバーが
歌詞に合わせて 作るから
やっぱり 早速 入部して欲しいわ。
ダメかしら」
と 軽音部の正式な 入部を強く
進めて 来たのだった。
青山幸村は 歌詞をほめられて
嬉しかったが まだ と言うか 軽音部に
本当は 正式には 入部する気は
実は 無かったが この言葉を 聞いて
心が揺らいで しまったのである。
だから こう返答したのだった。
「それでは あとひと月で 正式に
入部するか 心の整理を つけるので
それまで 待ってて下さい。
お願いします」
それを 聞いた 伊藤七は
「じゃあ あと ひと月ね。
約束よ それまでに 何とか
入部の方に 決まって欲しいわ。
そして この月光という 歌詞を
ありがとう。
早速 曲をつけれるか みんなと
相談して 歌に出来るか 試してみるわ。
わたし一人じゃ 勝手に曲は
出来ないから。
だから みんなと一緒に 曲を考えて
いい歌に 仕上げるから。
そして この月光という歌詞を
素晴らしく 出来上がったら
わたしが 心を込めて 歌うから。
ありがとう 青山くん」
そう 青山幸村に 言ったのだった。
そういう やりとりが 軽音部の
部室であってから また 青山幸村は
軽音部の 見学をすることに
なったのであった。
青山幸村は あとひと月で 入部するか
しないか 決めなければ ならなくなったが
自分の 本当の気持ちに 素直になってみて
それから 軽音部に 入部するか
決めようと 思ったのだった。




