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第58章:茶太郎ちゃん天国へ(3)

 「茶太郎ちゃん・・・」


 青い毛布に包まれたケージからは、


 茶太郎ちゃんからの「動き」「息遣い」は感じられなかった。


 おそるおそる近づいたぼくは・・・


 ひとつ、深呼吸をして、


 毛布を外してみた。


 ・・・そこには、


 おむつをつけた形で、


 いとしの茶太郎ちゃんが、右むきに、無言で横たわっていた。


 ねじれていた背中も、


 いまや、まっすぐに修正され、


 リラックスした、ごく自然な格好で、静かに眠っていた。


 彼の表情は・・・


 とてもおだやかで、


 それは愛らしく、


 どこか、ほほえんでいるようにも見えた。


 「茶太郎ちゃん・・・ううっ・・・うおおおお! 茶太郎ちゃあああんっ!!」


 ぼくは、彼の頭を・・・痛んでいた背中をなでてあげながら、


 彼とふたりっきり、


 しずかな部屋で・・・


 誰にも邪魔されることなく、


 号泣した。

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