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第37章:カラスとの攻防(6)
「・・・茶太郎ちゃん、大丈夫か!? どこも、ケガはないか!?」
クソッタレどもにまき散らされたエサに気を取られていたぼくは・・・
ようやく、最愛の茶太郎ちゃんの安否に、思いが至った。
さいわい、連中からつつかれた様子はない。
出血も見られず、
いつものようにはしゃぎながら、かわいく、ぼくの腕にジャレてくる。
「・・・茶太郎ちゃん、ごめんな。こわかったろう・・・。もう、大丈夫。今後、ニ度とアンポンタンのクソどもには、一歩たりともここに侵入させねぇから。」
エサよりも何よりもぼくは、『押し込み強盗ども』が、
茶太郎ちゃんのケージの真上や側面からクチバシを突っこみ、
容赦なく彼を傷つける光景を想像し、おもわず背筋が寒くなっていた。
・・・この時点でぼくは、
すでに、カラスが犯人だということを確信していた。
(・・・とはいうものの、さて、これからどうしたものかなぁ・・・。そろそろ、室温も、春の陽気であがってくるから、戸も窓も、ガラッと開けておかなくちゃならんしなぁ・・・。うーむ。悩ましいぞ、コレは。)




