表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/79

第27章:ここの『大家さん』とは

 ・・・ではここで、


 わが高久コーポのオーナーである、


 うるわしの『大家おおやさん』について、ちょっと記述してみよう。


 ・・・眼鏡をかけた初老の男性で、


 やや、猫背ぎみ。


 短髪で、顔が少し長い。


 どことなく・・・


 あの『ゲゲゲの鬼太郎きたろう』にときどき登場してくる、


 細目ほそめで、前歯が出っ歯のオジサンに似ている。


 激したり、怒鳴ることもないが・・・


 どこか油断できないような目の配りをする小男こおとこだった。


 ・・・少なくとも、このぼくのような『イケメン』ではない(苦笑)。


 毎月、月末近くになると、


 アパートの部屋をいちいち回り、家賃を現金で徴収していく。


 ・・・ぼくはむろん、


 ほかの皆さんよりも割高の、


 『3万円』。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 実はぼくは・・・


 この大家さんにナイショで、茶太郎ちゃんを飼っていた。


 最初に飼育許可をもらったわけでもない。


 まさか、部屋の中を点検しにくるとは予想してもみなかったから、あの日は、マジでどうしようかと思った。


 でも、


 8畳間の入り口のわきのテーブルの上におさまった、茶太郎ちゃんの愛らしい姿を見た大家さんは、


 たった一言。


 「・・・うさぎ飼ってんのかい。」


 とくに、文句をいうこともなかった。


 まぁ・・・


 無許可でうさちゃんを黙って飼ってたんだから、


 こうなってくると、


 「ぼくだけ3万円とは、いくら考えても納得いきませんッ!」


 とは、もはやいえなくなっちまった・・・ってところかな・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ