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第26章:幽霊アパート『高久コーポ』(3)

 ・・・とにかく、不気味なアパートだった。


 住人の姿は、ほとんど見かけたことはなかったし、


 日没後に3号室に帰宅すると、


 通路の電灯も壊れているので、懐中電灯で照らさなければ、カギ穴がどこにあるのかもわからない。


 おまけに、3号室の入り口のななめ前の壁の割れ目あたりには・・・


 歴代のここの住人が遺棄していったと思われる、家電やなべなどのガラクタが、大量に不法投棄されていたのである。


 実は、隣の2号室には、「吉田さん」というご高齢の老人が一人暮らししていたのだが・・・


 「あの出来事」が発生するまでは、


 まったくの無音で、話し声も聞こえなかったので、誰も入室していないとばかり思い込んでいた。


 右どなりの4号室・・・はない。


 5号室、こちらには、結局、誰も入室していなかったそうだ。


 だが、この一人暮らしには、


 ぼくを悩ませ、最後には激怒させたクソじじいが1匹からむようになる。


 ・・・そのクソったれの詳細については、またあらためて、別の章で触れることとしよう。


 (※)ちなみにソレは、2号室の吉田さんじゃありませんよ。

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