第28章:一人暮らし生活における、茶太郎ちゃんの実際
・・・茶太郎ちゃんは、生涯を通じて、
非常におとなしく、
ほかのオスうさぎたちが、不満があるたびごとに、
ケージの外がわに向けて、
『抗議の意味を込め、飼い主に向けた怒りの尿スプレー』をまきちらすことが多い中・・・
一度もそういった、迷惑行為に及ぶことはなかった。
ただし、ひとつだけ、ぼくを悩ませたことがあった。
矢板市の実家にいたころのぼくたちは、
母屋の書斎と、離れのコンクリート土間倉庫兼、ボディビル練習場に分かれて暮らしていたため、
リアルタイムでのお互いの様子、というものは、まったく不明であった。
・・・茶太郎ちゃんの様子については、
うちのお袋がときどき見に行った際に、
「チャーくん、可愛く寝てるぞ。」
などと報告で聞かない限りは、逐一、その様子や過ごし方を監視していたわけでもなかったからだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・茶太郎ちゃんは、
たまに病気になって元気がないとき以外には、
ぼくが土間に顔を出すたんびに、
全身で喜びを表して、ケージ内をぐるぐる走り回っては、最後にはきまって、
ぼくの左腕に前足で抱きついてきたものだ。
・・・そして、ワンちゃんやネコちゃんが、飼い主の脚にだきついてやるように、
『エッチな腰振りダンス』を実施するわけさ(笑)。
ところが、
いざ、同じ部屋で何時間も過ごしはじめると・・・
すぐにさびしくなっちまうのか、
頻繁に・・・
本当にうっとうしくなるほどに、
『遊びの催促』
『かまってよサイン』を繰り出してきた。
具体的には、
ケージのフェンスの鉄格子部分を、
歯でもって、ガリガリかじったり、
思い切り引っ張ったりして、ぼくを呼んだり、
気を引こうとするのだ。
コレね・・・
このままほっとくと、マジで良くないんです。
妙な角度で金属を乱暴にかじりますから、
歯も曲がって生えてしまい、物が食べられなくなりますし、
何よりも・・・うるさくてしょうがない。
・・・叩くわけにもいかないし、
コレには本当にまいった。
彼に背を向けて、
ノートPCでAVを観ながらナニをシコシコとこなしている真っ最中にアレをやられた日にゃー・・・
いや、マジで泣きたくなりやしたぜ(苦笑)。
・・・そんなときは、
茶太郎ちゃんのケージにまるごと毛布をかけて見えないように暗くしちゃったり、
しばらく、ぼくがどこかへ出かけてしまうしかなかったのだが、
毎日、毎回、そうするわけにもいかんしねぇ・・・。
雨も降る日だって、風が強い日だってあるわけだから。
・・・結局は、
茶太郎ちゃんが飽きるまで、
ぼくが相手して、遊んであげるしか道はない・・・ってことになってましたね♪
うちに来たときから、すでに『甘ちゃん』ではありましたが・・・
本当に、世話の焼ける子だこと❤️




