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ダンジョン村は今日もにぎやか  作者: わたあめ☆
39/43

3年

幸せってなんだろっ幸せってなあにっ

あれから、3年の月日が流れた。


ふと、もうギアは21歳か、と思う。


俺たちは、敢えて余りギアの話はしない。


ヒグは、ギアの家を定期的に掃除してる。


俺もだけど。


ギアの家の周りに、花を植えたりしてみた。


いつか帰って来た時に、喜ぶんじゃないかと思って。


でも、あれから3年経って、俺たちの間には、諦めムードが漂っていた。


レシアは、聖女の杖を持っていった。


もしかしたら、王国とやらで、暮らしているのかもしれない。


なにせ、聖女様は偉いらしいし。


その夫なら、ギアも良い暮らしをしてるのかも。


そんなことを思いながら、畑を耕していた。



スケルトンのジョーイが寝込んでる。


というか、もう立ち上がれない。


魔素が足りなさ過ぎるんだ。


魔素溜まりからも、ほとんどでなくなった。


あれから勇者たちは、とんと来てない。


このまま平和に、自然と俺たちは消滅していくんだろう。


そんなことを最近、よく考えている。



「おーーーい」


ギアの声の幻聴も、俺は時々、聞こえるんだ。


周りからは、白い目で見られる。


「カーーイィ!!!」


ほら、幻聴が近づいてくる。


俺も末期だ。


もうきっと、俺は、、、


「カイったら!!!」


抱きつかれた衝撃で、我に返る。


「えええっ?!、、、ぎ、、、ギア?」


本物のギアが、俺に抱きついている。

後ろからレシアも歩いてきた。


なんか小さい布を大事そうに抱き抱えてる。


「カイ!ただいま!」


ギアの笑顔がある。


「お、、、おかえり、、、」


俺は、その場で崩れて号泣してしまった。

おにーちゃーん

生きてる気がしないんだよーーっ

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