決意
ギア、ええ子や
僕は、今、ダンジョン会議に参加している。
レシアも一緒だ。
もう彼女も、皆に怯えることなんて全く無くなった。
楽しく井戸端会議までする。
僕の大切な人達とレシアが仲良くしてる姿は見ているだけで幸せになる。
「それでは、会議を始める」
カイは、少し照れたように、咳払いなんてしてる。
僕がいるから、ちょっと緊張してるみたい。
「今日の議題は、、、」
僕が手を挙げると、みんな、僕の方を見る。
「実は、みんなに話したいことがあるんだ。聞いてくれる?」
みんな、頷いて、真剣に僕を見てる。
「僕は世界中を旅したいんだ」
僕の言葉に、みんなが下を向く。
僕がいつかいなくなると、みんな思ってる。
「世界中には、たくさんダンジョンがあるでしょう?その中のダンジョンに、魔素を溜める石があるって、レシアから聞いたんだ」
レシアを見ると、力強く頷いてくれる。
「遥か西方のダンジョンに、強い魔素が吹き出し続ける場所があると国でもよく話題になっていました。吹き出す魔素が固まり、更に魔素を吸収する特別な魔石があるそうです。その為、人間は、簡単には近づけないと。その魔石なら、このダンジョンの魔素不足も解消出来るかもしれません」
レシアの説明に、みんな顔を見合わせる。
「僕たちは、そのダンジョンを見つけて、必ず、強い魔石を持ち帰るから。それまで、みんな、必ず元気で待っていてね」
ギアの言葉に、みんな泣いてる。
てっきり、こんなところからは、もう出ていくと思ったのに。
俺たちのために、魔石を探しに行くって。
俺の目は、もう何も見えない。
汗が大量すぎて、視界がぼやけるんだ。
今日の会議は、もう終わりだ。
みんな、もう喋れないから。
母さん、うれしいよ




