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ダンジョン村は今日もにぎやか  作者: わたあめ☆
30/43

来た

毎日、不安になるニュースばかりですが、楽しみが欲しいですね。

とうとう、勇者たちが来た。


ニヤニヤダラダラと聞こえるように嫌な冗談を言いながら歩いて、感じの悪い人たちだった。


蔑むようにマイティを見た後に、その隣にいる僕を見て、みんな固まってる。


「、、、人間?」


勇者がポロリとこぼす。


「あれが、、、魔人?」


「すげー、、、きれー、、、」


他の奴らも、呆然とブツブツ言っている。


女の人が、ハッとして勇者達に声をかける。


「なにしてるの!戦闘準備!」


勇者たちは、慌てて剣やら杖やらを持ち直して、体制を立て直す。


「魔人よ!俺たちが来たからには、あの国を好きにはさせないぞ!目にもの見せてやる!」


「え?」


僕は勇者の言葉に、驚いて声を出してしまった。


マイティに止められる。


喋っちゃダメだった。


「なんだ?お前、、、喋れるのか?」


勇者たちが訝しむ。


僕は急いで首を横に振って否定する。


聖女が僕を観察している。


「私たちの言葉を理解しているようね」


やばい、どうしよ。


マイティが、僕の危機を察して、前に躍り出た。


「くっ!キマイラだ!ここのボスだぞ!」


マイティが戦うところなんて、僕は初めて見た。


マイティは、勇者たちの前を華麗にステップを踏みながら、僕にウインクする。


あっ、そうだった。


僕も、さりげなく前に進み、やられるんだ。


戦士の前に進むと、戦士は怯えながらも、僕に斬り掛かってきた。


僕は、予定通り、岩山まで飛んで、隠れた。


あとは、岩山から様子を伺う。


マイティも、上手く倒れた。


さすがだなー。


「おい、俺たち、魔人もやっつけたぞ!」


「やったなーーー!!!アハハハ!!!」


「なんてことなかったな!いや、俺たちが強すぎたか!」


そんなことを言い合って笑っている。


勇者が、ニヤニヤしながらマイティのところに近付く。


「こんな立派なナリしてて、弱いなんてなー、笑えるぜ」


そう言って、あろうことか、マイティの腹を剣で刺した。


マイティは、目を開いたが、僕の方を見て、来るなの合図をする。


でも、ごめん、マイティ。


僕はもう、出てた。


「なっ!!!魔人!!!」


勇者たちが驚き固まる。


聖女は、何やら呪文を唱える。


いや、、僕、ただの人間だから。


頭の中は、やけに冷静で、右手に持った剣も、全然軽い。


ちょうど僕の右手にぴったりだ。


ヒグ、素敵なプレゼントをありがとう。


ヒグに心の中で御礼を言いながら、僕は高く飛び、空気を斬った。


勇者たちが胸や頭から切断されて倒れていく。


その近くでは、聖女が、僕に魔法か何かかけてるけど、何も効果が無い。


「聖魔法が効かない!?魔人や魔物には、重大なダメージがあるはずなのに!」


僕の後ろに倒れてるマイティが、苦しみ始めた。


僕は聖女さん?の所に近づいて、手を掴んだ。


「マイティが苦しんでるから、止めてくれる?」


笑顔で言うと、彼女は意識を失って倒れた。


一応、支えた。


女の子には優しくって、いつもセイラに言われるから。

私の楽しみの1つは、このサイトで、素敵な作品を拝読することです。

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