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モブ令嬢に転生したので推し活していたら極悪令嬢に昇格しちゃいました  作者: 西園寺百合子


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18/28

18 本当に起こったことの暴露

子爵令嬢/生徒C ニーナ・ヴァロワ

皇太子 /攻略対象 アルフレッド・クロムウェル

公爵  /攻略対象 ジークハルト・ベルシュタイン

伯爵  /攻略対象 リュカ・モンパルナス

伯爵  /攻略対象 オスカー・ウィリアムズ

伯爵令嬢/悪役令嬢 クロエ・ラングレー

男爵令嬢/ヒロイン アリアナ・ロゼ

しんと静まり返る教室。

そういえば…授業はいつ始まるんだろう。

そう思って入口をみたら、入口で先生が固まっていた。

入れなくなってたか…ごめんね。


「さっきから聞いているけど、アリアナ嬢の言っていることに真実が1つもない」

ジークハルトがそう言った。

「まあ!極悪人同士、かばいたい気持ちもわかりますが、全部本当のことです」

アリアナ、口が悪いぞ。

ヒロインにしては、本当に口が悪い。


「アリアナ嬢。実はね、噂を聞いて、僕も調べてみたんだけど、どうも、噂は悪意のある、ただの噂、みたいなんだよ」

そう声をあげたのは、キラキラ皇太子…アルフレッドだった。

何やら紙をもって、それを見ながらアルフレッドが話し始める。


「女子生徒の教科書やらノートやらを破って捨てた、という件だけど。誰が教科書やノートを破られたのかな?破られたという人は挙手してくれる?」

アルフレッドがそう言ったけど、誰も手を挙げない。

「ほ、他の学年の子ですわ!」

アリアナがそう言うと「へえ」っとアルフレッドは首を傾げた。


「つまり、ニーナ嬢は、わざわざ、教科書やノートを破るために、他の学年の教室まで行ったってことだよね…防犯カメラに映ることなく」

そう言って、アルフレッドが廊下の防犯カメラを指差した。

教室内には防犯カメラはないが、廊下や学園の出入り口には防犯カメラがあるのだ。

アリアナが言葉を失った。


「さらに、君はニーナ嬢に階段から突き落とされそうになったらしいけど、いつの話だろうか?」

アルフレッドがアリアナに詰めよっている。

なんか…おかしい。

「えっと…今日、です」

アリアナの目が泳いでいる。


「それもまた、不思議な話だね。さっきも言ったけど、この学園には防犯カメラがついてるんだよ。階段にも。調べさせたけど、ニーナ嬢が出席した日、今日はもちろん、遡ってみたけど、君を突き落としてるところはなかった」

そう言って、アリアナの後ろの生徒を指差す。

「君が、ニーナ嬢を階段から突き落とそうとしていたところは、映ってたよ」

そう言われて、アリアナの後ろにいた生徒がペタンと座り込んだ。

アリアナといつも一緒にいる人が、私をつき落そうとしていたようだ。


「最後に、ニーナ嬢が俺に迫ったという噂だけど」

ジークハルトがそう言って、少し顔を赤らめる。

可愛い…じゃなくて。

本当に、それは言わなくていい。


「それは、本当です!ジークハルト様、ご迷惑をおかけしてすみませんでしたっ」

そう言って頭を下げる。

「いや、あれは、俺が君に告白して…振られたんだ。こんな噂になってしまって、すまない…」

ジークハルトが頭を下げる。

公爵家の人が、子爵令嬢なんかに頭を下げる必要はないのに…

あいかわらずなんだから。


「じゃあ、本当に噂は全部、嘘だったってこと?」

誰かがそう声に出した。

わらわらとそれが広がっていく。

「なんだ…そうなら、そう言ってくれればいいのに」

誰かがそう言った。

言えねーよ、って思ったけど、微笑んでおくことにした。


「そういってくれればいいのに、じゃないよ!」

そう言って大きな声をあげたのは、ジークハルトだった。

「言えない雰囲気作っておいて、よくそんなこと言えるな?!」

ジークハルトが声を出した生徒につかみかかろうとして、アルフレッドに止められている。

慌てて私も止めに入った。


「せ、先生がっ!困ってます…」

そう言って、入口のところを指差す。

全員の目が入口に集まって、バラバラと席に戻っていった。

ジークハルトはふいっと教室から出ていってしまう。

どうしようか悩んでいたら、アルフレッドが「行ってあげて」と囁いた。

キラキラ皇太子なら、この場をなんとかしてくれるかもしれない。


「すみません」

そう伝えて、ジークハルトを追いかけることにした。

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