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センスが良いと感じること

この人はセンスがいいなと感じることはあります。


だけど自分が歳を取ると共に、その感じ方が異なってきたように思います。


挿絵(By みてみん)


このモノクロ写真の絵葉書は、以前付き合いのあった二回りほど歳上の女性から頂きました。


今見ても、センスの良い人だったなと思います。

その方はお洒落が好きで、当時理想のブーツをようやく買ったと話していたり、男性物の黒いトレンチコートに拘って着たりしていました。地方住まいでしたが東京に出掛けて行っては何か展覧会とかで刺激を受けてきていたし、年に一回はイタリアに出掛けてました。

京都の俵屋旅館や東京だと帝国ホテルに泊まってきたり、当時の私は詳しく話を聞いた訳ではないけど、その方のそういう生活スタイルは、後に私がホテルステイをするようになったきっかけの一つでした。


残念ながら、もうお付き合いもないし、この方と話が噛み合うことは今後も無いだろうなと思いますが。

その方の言動に疑問を感じるようになって、以前のように思うように話せなくなったのが、私にとっては決別する決定的な理由でした。



挿絵(By みてみん)


こちらは一つ目のエッセイで書いた、男性店主一人で切り盛りしている喫茶店で食べたプリンです。


高台に盛られたプリン、そしてクリームの海にうっとりします。

店主の提供するこだわりの世界を味わいにいく、そんなお店でした。

結局行ったのはこの一回きりでしたが、印象には強く残ってます。



この二枚の写真を見ると、後々になっても自分とは好みが違うとしても、センスの良さはずっと感じるのでは無いかと思います。

何がそう思わせるのか。


おそらく上の二人に共通するのは、趣味の一貫性だと思います。

こういうものが好きだというのがしっかりあって、自信も持っていて、揺るがない感じがあります。

誰に認められるためでも無い、自分はこれがいいと思うんだと堂々と主張しているようです。


そして私が不思議に思うのは、その揺るがない自信はいったい何処から来るのかということです。

別に批判ではありません。

二人とも周りにも認められてるし、そのセンスの良さでお仕事をしているようなものですから。


私は自分の好きなものは分かっています。

だけど、自分が特別センスがいいだとかは思っていません。

センスがいいというのは、外側から見た言葉だなあと思います。ただ自分にとっての話だとすると、居心地が良いとか、好みだとか安心できるだとか。

そういう話になるのではないかと思います。


以前は人にもっと認めてもらいたかったし、今もその気持ちはゼロではないけど。

自分が心地よくて、選択に満足しているのなら。

もう人の評価が何であれ、どうでもいいんじゃないかとも思うんですよね。

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