96/131
心の中【リエ】
リエside
あぁここはどこだろ…周りは真っ暗だけど、
とても何かに包まれているようで、懐かしくて温かくて優しくて…よく感じたことのある温もりがする。
この温もりを思い出そうとすると、いつも頭の中にモヤがかかっていて思い出せない。
物じゃない、大切な人…私が大好きな人…
いつも何だかんだ言いながら、どんな時もずっと傍に居てくれる人。
だぁれ?
記憶を失くす前の私。
思うんだ。記憶を失くす前の私は秋本君の事どう思ってたんだろって
今の私は彼を好きになってもいいのかどうか。もし、記憶を失くす前の私が秋本君じゃない人を好きだったのなら…
でも今の私は秋本君が好きなのだって、彼は…どんな時もずっと…ずっと…傍にいてくれたから…
だって今も傍に居てくれてるようなそんな気がするの
「リエ、俺達は大丈夫だ。だから今はおやすみ」
うん。
ありがと、おやすみ…悠




