81/131
二人っきり
家
リエside
「ただいま、じぃ」
「おかえりなさいませ」
「シャワーを浴びてくるよ」
「かしこまりました」
(今の声…帰ってきたんだ)
「リエちゃん。シン帰ってきたみたい」
「えぇ!?寝ぐせ!えっとかっ鏡!」
大急ぎで鞄から鏡とくしを持って…
「あー治らない~」
「どれどれ」
ゆかりさんが髪を一緒に直してくれた。凄く綺麗。
「よし、これでOK」
「きれーありがとうございます」
「いえいえ」
コンコンノックだ。
「ボクだ」
「どうぞ」
「どうだい?体調は?」
「おかげ様でよくなりました」
「そうか。姉さん居たんだね」
「えぇ。ごめん大学の提出物をまとめるの忘れてた!ごめん部屋に戻るね!」
(提出物なんてなんてないんだけどね。二人っきりにさせるため!)とゆかりさんは退室それで二人っきり。
「体調はもう大丈夫です。今日帰れそうです。さっき測ったら36.5でした。平熱です」
「そうか。じゃあ夕食を食べてから帰るかい?」
「えっでも」
「そうしよう」
「あ…」
それから…
「本当にお世話になりました」
「いえいえ。リエちゃんまた来てね」
「佐々木これ」
と言われ渡されたもの。
「封筒?何ですか」
「陸上部の選手の記録だよ。何かの役に立つといいんだけど」
「ありがとうございます!じゃあ私はこれで!」
…家
「久しぶりの我が家…!」




