早く来ーい
悠side
一時間目数学
「リエ…」
いつもガミガミいううるさい幼馴染がいない。
なんか調子が狂ってしまう。
右手で頬杖をついて窓の外を見る。
「はぁ~調子狂うなぁ」
「秋本!」
「はい!」
「ここの答えはなんだ」
「a=9通り,b=6通り,c=8通りです」
「正解だ」
なめんなよ。よそ見してても分かるつーの
「静かだなぁ」
シンside
そろそろ佐々木が起きているくらいの時間帯かな?
元気なのだろうか?
食欲はあるのだろうか?
熱はどれくらいなのだろうか?
心配で堪らない…
「シンってそんなにリエちゃんのことが好きなんだね。いいなぁ~青春だねー」
「!」
なに昨日の夜姉さんに言われたことを思い出しているんだボク!
両手で頬を軽く叩いた。落ち着け!ボク!
リエside
「もしもし」
今学校へ電話をかけている。
『佐々木か』
「はい」
『体調はどうだ』
「えっと…よくないです」
『そうか』
「あの」
『ん?どうした』
「日野さんや優木君が山田先生に私の体調のこと、多分聞いてくると思うんですけどその時こう言って頂けませんか?」
『なんだ』
「「熱や咳が酷くてひなた達にうつすとよくないからお見舞いはごめんね気持ちだけは受け取っておくね」と言って頂けないでしょうか?」
『分かった。じゃあお大事に』
「はい。ありがとうございます失礼します」
ピッ
「ふぅこれでよし」
「学校に連絡?」
「あっゆかりさん」
「ごめんね。ノックなしで」
「いえ、さっきの電話はゆかりさんの言う通り学校に連絡していました。顧問の先生に」
「そっか」
ひなたside
「リエー」
「……」
「リエがいない…」
「ちょーし狂う…和也ー調子狂う~」
「分からなくもないけど、授業中だ静かに」
「仕方ないじゃん。本当に調子が狂うんだもん!」
多分一番調子が狂っているのは…悠かな?
「リエー早く来ーい」
「分かった分かった」
「じゃあこの問題を解いてください」
「あ…」
「ほら、授業聞いてないから解けないんだぞ」
「和y「教えるからちゃんと聞いておけよ?」うん!ありがとう!」
リエside
「ん…」
あれから私は横になっていると知らない間に寝ていた。
ベッドの近くにあった時計を見る。
「十二時半か…そういえば今日は帰りが早い日だったな…先輩もう学校から帰ってきてるかな?」
学校
シンside
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
「さよならー」
さぁ早く帰ろう。
ボクはさっさと教室を出て校門をくぐり学校を出て駅へ行き電車に乗り家へ帰った。




