お腹の虫が…
佐々木が起きてからボクは自分の部屋のベッドに寝転がった。
そして知らない間に寝ていた。
起きてから時計を見ると23時だった。
そうだ佐々木がちゃんと寝てるか見に行こう。こんなに高い熱が出たのは夜更かしのせいでもあるしね。
リエside
ノックをせずにドアが開く音がした。
静かに歩み寄ってくるのが分かる。
誰だろ?
カバンの中に入れておいたテーピングやマッサージのことが書いている本を布団の中に隠して寝たふり…
シンside
カチャ
部屋の電気はベッドの近くにある。
ランプ以外消えていた。
そっと…ベッドへ
寝てるのかな?
「…佐々木起きているんだろう?」
「……」
「ボクには分かるよ」
「起きてます…すみません」
と言って目を開けた佐々木。
「眠れないのかい?」
「まぁ」
「そうか、じゃあ今キミが寝るまでここに居よう」
「え?」
「それと布団の中に隠してるものを出してもらおう」
「あっえっと…はい」
布団の中から本を出したテーピングとマッサージのことが書いてある本だ。
こんな状態にもなって勉強熱心だなキミらしいよ
「早く寝るんだよ」
と頭を撫でた。
「はい…」
と言うと佐々木は寝息を立てていた。
「さぁボクも部屋に戻って寝よう」
*****
ピピピピピ
「ん…朝か…」
佐々木も気になるがボクは学校ととクラブがある。
佐々木のことはご両親が学校に休むことを伝えてるはずだし…
その部分至っては大丈夫だろう。
着替えてご飯を食べよう
悠side
おかしいリエが来ない…珍しく寝坊か?とおもってベランダからリエの家のベランダに移ってベランダの窓を開けようとしたが鍵がかかってあった。
「? もう行ったのかな?」
シンside
「じぃ」
「はい」
「彼女にはおかゆを作っていてくれないか?」
「分かりました」
と一礼。
「後、ないとは思うが彼女が家の外に出ようとしたら全力で止めてくれ」
「…!はい」
「じゃあボクは行くよ」
「行ってらっしゃいませ」
佐々木の熱、少しでも下がっているといいな。
朝練
「今日は佐々木が風邪で休みだそうだ。
山田先生が連絡する。
秋本ビックリしていた。
「今のところ連絡事項はそれだけだいつもの練習メニューで練習開始だ!」
「「「「「はい!!」」」」」
リエside
「ん…」
窓から差し込む 光で目が覚めた。
頭も痛いし、体もだるいし、熱いし、咳も出るし最悪だ…
「はぁ~」
ため息を一つこぼした私。
ぐぅ~
あ…お腹の虫が…
「そういえば昨日の夜何にも食べてないな…」
コンコン
「はいどーぞ」
「失礼しまーす」
「ゆかりさん。おはようございます」
「おはようリエちゃん。今起きたばかり?」
「はい」
ゆかりさんはドアを前回に開け、手押し車になんか色々乗せて持ってきた。
「これは?」
「これはね。朝食のお粥」
「ありがとうございます。そうだ今何時ですか?」
「今は九時だよ」
「九時!?」
風邪をひいているとはいえ、いくらなんでも寝すぎでしょ!
「にしても凄いなぁ」
「?」
「シンがね。「佐々木は九時に起きるよ」って私に教えてくれたの!んで、
来てみたら起きてるでしょ!シンって凄い!予知能力者!?」
いや…私に聞かれても…
ぐぅ~
「「あ」」
恥ずかしいよぉゆかりさんまで聞こえてるなんて…
「起きたばっかりだけどお腹すいてるならお粥、食べる?」
「はい」
「っとその前に熱は測って」
「はい」
体温計を渡されわきに挟んで。
ピピピピピという音が鳴るまで待つ。今頃先輩たちは授業を受けてるだろうなぁ。
でも休んでしまった分の授業内容分かんないな…どうしよ…
ピピピピピ
「あっ鳴った。」
「どれくらい?」
と聞かれ体温計を見ると…
39.3度全然下がってないし!
「どう?」
「えっと…39.3度です」
「あらら…ちょっとだけ下がったね」
「はい。」
「体調は?どう?」
「体もだるいし咳も、熱も、頭痛も」
「そっか」
と右手で私のおでこに手をあてた。
「んじゃ食べようか」
「はい」




