「それだけあなたのことが好きなんだよ」
リエside
「ん…」
頭が痛い…なんか体もだるいし…
「佐々木!」
「かつ…シン先輩ここは?」
「ボクの家だ」
「え?」
えっちょマジ?
ベッドもふっかふかだし部屋デカいし…金持ち!?
「よかった…」
「あの私帰ります」
「ダメだ。キミは今39.5度の熱がある。それにフラフラしてるじゃないか、これで帰れるかい?」
「…無理です」
「キミのご両親はなかなか帰ってこられないのだろう?知ってるよ」
「何で知ってるんですか!?」
「ボクは陸上部の主将だよ。部員のことくらい知ってるよ。」
「はぁ」
「それにキミのご両親にはもう連絡済みだ」
「え!?いった…」
今「え!?」って言ったとき頭がズキズキした…
「ボクの親とキミのご両親は仕事でいろいろ関係があるらしくってね。
知り合いなんだそうだ。それでボクが連絡しておいたよ。
「熱が下がるまで預かります」ってね
早く家に帰りたいのなら安静にしておくんだよ」
「はい…」
用意周到だな…やっぱり先輩には敵わないよ。
「じゃあはボクはこれで…
この部屋は自由に使ってくれ」
「あっはいありがとうございます」
「じゃあ」
と言って部屋から退室していた先輩。
******
コンコン
ノックだ。
「どうぞ」
「失礼しまーす。初めましてシンの姉の勝山ゆかりです。ゆかりって呼んでね。」
「あっ初めまして。私佐々木リエです」
「知ってるよ」
「え?」
「シンから教えてもらったよ。
佐々木リエさん陸上部でたった一人しかいないマネージャーなんだってね」
「はい。後、私のことはリエって呼んでください」
「分かったでも“ちゃん”付けね」
「私は年上なのでか“さん”付けで
それと…看病してくださってありがとうございました。」
とお辞儀をする。
「覚えてたの?」
「はい。少しだけですけど」
「そっか。
ところで、さっきより良くなってるかな?」
「はいまだラクです」
「良かった隣り、いいかな?」
「はい」
とベッドの隣りにある椅子に腰かける。
「あのねシンね。家に帰ってきたとき物凄く焦っていて
自分だって濡れてるのにあなたを優先して服を着替えずにずぶ濡れで看病をしようとしていたんだよ?
それであたしがリエちゃんを見てるから
着替えてきてって私が言ってから
シンはダッシュで自分の部屋に戻って
すぐ着替えてここ(ゲストルーム)に来てね。しかも走って
それでここに来てから「熱は?彼女は?今どうなって」ってリエちゃんの状態を教えた後、リエちゃんをどうするか話してたの。
それで出た結論は風邪が治るまでここに泊まってもらうっていう結論に至ったの。勝手に決めてごめんね。」
「いえ」
「それからシンはあなたのご両親に連絡してずっとあなたの傍にいたの。
多分今頃疲れて寝てるんじゃないのかな?」
「先輩…」
申し訳ない…こんなに迷惑をかけて…
そんなに身の回りのことをして頂いて…
「申し訳感じなくていいよ」
「え?」
「あの子がしたくてしたの、
でもねリエちゃん。これだけは分かっていて」
「?」
「それだけシンはあなたのことが好きなんだよ」
「//////」
顔が熱く…また熱が上がってるんじゃ…
「分かってあげてね」
「はい…」
「ありがと、じゃあね」
とゆかりさんは退室していった。
「シン先輩…」
“それだけシンはあなたのことが好きなんだよ”
ドキドキする。
ずっとずっと…やっぱり私、先輩が好きなの?




