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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
67/131

先輩とデート【貸し切り】

リエside


『終点終点』

「着いたみたいだね」

「はい」

電車を降りると先輩が手を差し出してきた。

私は無意識のうちにその手を握っていた。


えっなんで!?

私いつの間に手を繋いで…ヤバいでしょ!

駄目だ今日はペースに乗せられてる…

パニック状態!

あわわわ…


「今日は人が多いね。休日だから?」

「そうかもしれませんね。先輩次は」

「次は…ね。青色で3って書いてあるとこの電車。でも時間がギリギリだから走るよ!!」

「あっはい!」

先輩やっぱり速い…確かうちの陸上部で一番速かったよね。


「はぁはぁはぁ…」

「頑張ってもうすぐだから」

そして階段を下りて…

『ドアが開きます。ご注意ください』

「丁度っと」

「はぁはぁはぁ…」

「すまない。ボクの計算ミスだ。もっと余裕をもって電車に乗ればよかった…すまない」

「いっいえ…はぁはぁ…」

息が切れる。でも先輩は息一つ切らしていない…

すごいなぁ


そして電車に揺られて4つ駅を過ぎて降りた後、駅を出た。


********

「んー空気がおいしー」

「そうだね。じゃあ行こう」

手を繋いで歩きだしていた。まるでもう手を繋ぐのが当たり前のように…

知らない間に手を繋いでいて嫌とか恥ずかしいとか、パニックになるとかそんな感情が消えていた。


「あっ先輩あそこのソフトクリームのストロベリー奢ってください。もう一つはあの自動幅息のコーヒーで先輩の好きなコーヒーを」

「あぁ分かったよ」


…数分後


「アイス♪アイス♪」

「お待たせはい、アイス。それとコーヒー」

「ありがとうございます。でもコーヒーは先輩のです」

「?」

首を傾げる。


「だって一人だけ食べているなんて嫌じゃないですかだからそのコーヒーは先輩のです。

好きなんですよねコーヒー」

「あぁでも何故知っているんだ?」

「この前食堂の自動販売機でコーヒーを買っているのを見たもので」

「!」

先輩は驚いた表情を見せた。そりゃ驚くかも。

「あぁ」

私はアイスを食べながら、先輩はコーヒーを飲みながら遊園地に向かった。


リエside

「佐々木着いたよ」

「…着いた?ここって…新しく出来たばかりの…」

「あぁまだオープンしていない“ドリームパーク”だ」

「ですよね。でもどうして」

「今日は貸し切りだ」

「へ?」

ちょっと落ち着いて考えよう。


1.先輩とドリームパークの入口付近にいる。

2.ドリームパークはまだオープンしていない。

3.なのに貸し切り


「何故…」

「ここはね勝山グループが作ったんだ」

「勝山ってあの大手企業会社の…」

「ボクの父が代表取締役を務めている。」

「父!?ってことは先輩は…跡継ぎ?」

「まぁそうだね」

跡継ぎってことは結構というかだいぶ頭がいいんじゃ…


「行くよ佐々木。キミがここの一番最初のお客様だ」

と先輩は私のてを優しく握りリードする。


♪~


「あっ」

私が門をくぐると同時にリズム感のある音楽が流れだした。

「すっごーい。いっぱいアトラクションが!!」

「佐々木、まずあれに乗ろう。」

先輩が指差したのはジェットコースターだった。

しかも前乗ったやつより迫力がありそう…


「むっ無理です!!無理×5!!」

「まあそんなこと言わずに」

「いーやーでーす!!」

手を引っ張って強引に連れていかれた私。


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