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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
64/131

先輩とデート【メリット】

リエside


「佐々木、明後日あさっての日曜日いているか?」

といきなり先輩に話しかけられた私。

「空いてますけど…」


「そうか、なら丁度いい」

「?」

「明後日の日曜日にボクと遊園地にでも遊びに行かないか?」

「…はい!?」

先輩の突然の言葉にビックリしてしまった。

先輩がデートに誘うなんて…ちょっとドキドキが…。


「佐々木?」

「ふわぁい!」

考え込んでいたらいきなり声掛けられてビックリして「ふわぁい」って言ってしまった…

「クスッ可愛いね。“ふわぁい”なんて」

悪戯げに笑う。

やっぱり先輩Sだ…。


「で、どうだい?佐々木が良ければ…だが…」

「行きます!」

私は快く受け入れた。

「分かった。明後日の詳細はまた後で」

「はい。じゃあ仕事に戻ります」

「佐々木今日の練習はここまでだ片付けを始めてくれ」

「はい」

「集合だ!」

「今日の練習はここまでだ!道具をすみやかに片づけること」

「はい!」

「休め!気をつけ!礼!」

「「「ありがとうございました!!」」」

と片付けが始まった。


…片付け終了後

「佐々木」

「はい」

「さっきの事だが日曜日キミの家に迎えに行くよ。朝八時だよろしく」

「分かりました。それではお疲れ様でしたお先に失礼します!」

「お疲れ、また明日」

そう言って私も荷物を片付けてから家に帰った。


って

何で私の家知ってんのぉ!!?


********

リエside

「デートか…服、どうしよ」

ベッドに寝転がって呟く私。


「今決めよう!」

ベッドから起き上がり、クローゼットを開く

「どうしよ…ワンピース…短パン…ミニスカ…ジーパン…んー」


約二十分悩みようやく服が決まった。

「はぁやっと…」

ふと時計を見ると…

七時…

「あ…しまった…。ご飯の用意が…今日はインスタントだなぁ」


シンside

明後日は後輩の佐々木と遊園地へ行く。

「明後日が楽しみだ。後、佐々木の私服も、かな?


リエside

それからというものデートや勝山先輩や告白や色々悩んでるとあっという間に日曜日になりまして…


ピピピピピピ

「ん…」


ピピピピピピ

「んん…」


ピピピピピピ

「うるさい!!」

カチッ


それからまた寝てしまった。



「…ん」

目が覚め、今何時か確認した。

七時半

「…えぇ!!!?ヤバい!!」

それから高速で丁寧に顔を洗い、

用意しておいた服を着て家にたまたまあったカロリーメイトのココア味を食べ歯を磨いた。

「…はぁはぁ用意完了。時間は…」


七時五十分

「なんとか間に合った…」


シンside


家を出た。

最近知ったことだが、佐々木の家とボクの家は同じ地域だった。

ボクの家と佐々木の家は対して距離もない。

歩いていける程度の距離だった。


何故ボクが佐々木の家を知っているかというと…

ついこの前陸上部顧問、通称陸上バカの山田先生が

「この書類を職員室の俺の机に置いてきてくれ」とたまたま通りかかったボクに頼んだ。本当はものすごく面倒で嫌だった。だけどボクは陸上部主将だ。

よっぽどな理由がない限り断りきれない。

ということで作り笑いをし、快く受けた。


書類を職員室へ運びに行き山田先生の机に置いた。

そのときに書類が多かったせいか、机に置いたときバランスを崩し、倒れた。

落ちた書類を拾っていると陸上部部員について書いてある書類だった。

住所と電話番号と郵便番号などが書いてある重要な書類だ。

普通こういう重要な書類を生徒に運ばせるのか?

そう思った。

拾っていると一枚の書類に目がついた。


“佐々木リエ”


ボクの後輩で、陸上部でたった一人しかいないマネージャー。

毎日ドリンクを作ってくれたりタオルをくれたり、

テーピングをしてくれたり、マッサージをしてくれたり

練習中も「みんな頑張って!」って応援してくれたり

練習が終わると「お疲れ様です」と言ってとても愛らしい笑顔をくれてボク達を元気づけてくれる。


「ボクも手伝うよ」と言ったら「先輩は選手です。休んでてくださいこの仕事はマネージャーの仕事ですから」と言って選手に負担がかからないように頑張る後輩。


そして…

ボクの初恋の女の子


その時に佐々木の住所&電話番号&郵便番号をこっそり手に入れた。

メモなんてしてないさ、一回見てすぐ覚えたよ。

ボクは記憶力が良いからね。


教室に戻った後、すぐスマートフォンに登録したよ。

どうやら書類を運んだことによってボクにもとても大きなメリットがあったようだ。



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