なにいってんのさっ!!
悠side
入部してから数日…いろんなことに少しずつ慣れてきた。
クラブの朝練があるから早く起きる。それで弁当を作って朝食を作って食べる。
それでリエが来る。そんな流れだ。
俺を起こす、俺が制服に着替えてたりしてる間に朝食を作ってもらって食べて、カバンの中を整理してもらっていた。昼飯の弁当もいつも作ってもらってた。だけど今はほとんど一人でやっているリエに負担がかからないように。
「おはよ。悠」
「おはよう」
「…今日も」
「?」
「ううんなんでも、用意出来てる?」
「おう」
「んじゃ行こっ」
シンside
佐々木の家の方角に向かって歩いている。本当は家から直接駅に行ったほうがいいんだが…やっぱりキミに会いたいからね。これが恋というものなんだな、改めてそう思うよ。
「…見つけた」
玄関から出てきて家の鍵をかけるキミ。あれ?どうしてだろう?隣りの家の玄関のドアを開ける。
「~ぅ」
「?」
「~ぅ早く~」
「行くってうるさいな」
出てきたのは秋本だ。
「何よ。遅いから言ってんじゃない」
二人で登校か…なんだかモヤモヤする…コレが嫉妬?
よし、駅に行くときにたまたま会ったって設定で行こうかな?
「やぁおはよう」
「おっおはようございます」
「おはようございます」
「ところで二人はいつも一緒に登校しているのかい?」
「「はい。」小さい頃からですよ、私が秋本君の身の回りのことをして…」
「別にそこまで言わなくても」
「ごめんごめん」
リエside
朝から勝山先輩に会った。ついこの前のことを思い出してしまってテンパる。最近ずっとそうだ、
先輩に会うだけでテンパってしまう。
恋じゃないよ!!
あたしは悠が好きだしね。でも私先輩みたいなタイプの男の人と今まで会ったことがないんだよね。
しかもさっきから話おいてかられてるし
でも日曜日が休みってことは聞こえた。
*********
ひなたside
「それでねそんなことがあって笑っちゃった」
「へぇ~あっ悠とリエと勝山先輩だ。凄いメンツだな」
「そうだね」
リエ大丈夫?話に入っていけてないみたいだけど…しかも朝から先輩に会うなんて…気まずいだろうなぁ。あっこっちに気づいたみたい。
「ひなたー!」飛びつく。
「おはよう」
「おはよ!どうしよ!朝から先輩に!!」
ものすごくあせってる。そりゃあ焦るよ、部室で起こったことを思い出したらそうなるよ…しかもリエ珍しくあたしにベッタリくっついてるし和也は悠達の話しに入っていくし…
「ねぇひなた…どうしよ…あのね…最近先輩に会ったりすると部室でのことを思い出しちゃって、もうどうしよ。それでドキドキするの!!しばらく収まんないしもー!!」
「まぁまぁ。ほら、駅に着いた。悠達とは違う車両に乗って話を聞きましょう」
…電車内
「んで、こんなことがあって…」
あららららら…ものすごくテンパってますね…こんなにテンパってるリエ見るの初めて…先輩のこと好きなのかな?
「ねぇリエ」
「なっなに!」
「リエってさ、先輩のこと好きなの?」
「ふぇ!?なななななななななななに言ってんのさっ!!あたしは、悠が好きでっ!!」
「しー!聞こえるでしょ!!」
「!」
両手で口を塞いだ。そして少し落ち着いてから口を開いた。
「でも…あたしは悠が好き、だよ」
「ふーん」そう言ってるけど…
脈アリかも…
「あっ着いた降りるよ」
「うん」
和也side
ひなた達何しゃべってたんだろ?恋バナ?多分恋バナだな。
だってリエの顔、やたら赤いし…まぁ超鈍感な悠は気づいてないだろうが
それに…さっき先輩こんなこと聞いてきたな。
「優木」
「はい」
「優木は恋をしたっことがあるか?」
「ありますよ。というか現在進行形です。」
「そうか…実は最近恋という感情に遭遇してね。どう対処したらいいか分からなくてね。」
「そうなんですか。ちなみに初恋ですか?」
「あぁ。とても可愛い子だよ。明るくて、背がちっちゃくて笑顔が可愛くてとても優しい子だよ。それにとても面倒見がいい」
心あたりが…
「どうしたらいいと思う?」
「そうですね…デートとかどうですか?」
「デートか…ふむふむ…ありがとう。参考にさせてもらうよ。」
「はい」
悠大丈夫か…?
先輩攻めてくるぞ…




