罰ゲーム
悠side
「あっそうだ!」
「いきなりどうしたんだよ」
と言うと
「罰ゲームよ、罰ゲーム」
嬉しそうに「えへへ、私いいこと思いついちゃった」と言う。
小悪魔だ…
「罰ゲームですか?」
ちぃちゃんは不思議そうに首を傾げる。
「そうよ、寝坊した航平が悪いのよ。だから罰ゲームよ罰ゲーム。
そういえば昔、悠にもしたわ。少し懐かしいわね、あの時は確かガリガリくんのソーダ味を奢ってもらったんだけど」
覚えていたのか…しかしものすごく嬉しそうだ。リエの悪知恵が働いた結果、罰ゲームをするというアイデアが出た。こういうのリエ好きなんだよなぁ。リエがさっき言った通りも俺も中学生の時に待ち合わせに遅れて、罰ゲームでリエが
「奢りなさい」
って言ってガリガリ君奢らされたなぁ…なんとなく懐かしい。
「ところで何するんだ」
「そうね…」
腕を組み考え出す。
「何がいいかしら…悠、アンタもスマートフォンをカバンにしまって考えなさい」
命令かよ。
まぁいいか、えっと罰ゲームねぇ…と腕を組み考える俺。
「そうだ!いいこと思いついたわ!」
「なんだ?」
「奢りよ。お ご り航平バイトしている“らしい”のよ。そこで遅れた罰としてなんか奢ってもらうのよ」
あいつバイトしていたのか全然知らなかった。
「っで奢ってもらうって何を?」
「さぁ?そんなの後で考えればいいことよ」
うわぁすっげーテキトーこういう時リエはすっげー適当なんだよな。
まぁいっか航平が来るまで暇つぶしにモバゲーでもしますか。
約十五分後
「はぁはぁはぁワリィ遅れた。本当に…」
息を切らせながら手を合わせすまんすまんと訴えてくる。さぁリエはどういう反応をするのやら…。
「あほ!!」
「ぐぉ!?」
一発腹を殴った。まぁリエらしいな。
「ねぇ航平」
「はい!!」
「集合時間過ぎてるわよね」
リエの説教タイム…。
「昨日しつこくメールしたわよね」
「はいっ!」
「なのに遅れているってアンタ本当に馬鹿じゃないの?」
「すいません!!」
「後で罰ゲームよ、楽しみにしていなさい」
「ひぃ!」
「なによ。なにか文句あんの?」
「いえ!!」
「ならいいわ」
本当にリエの考えていることは分からん。
「さぁ行くわよ」
ってどこに行くのやら…
やれやれ…
航平が遅れて罰ゲームを受けることになりました。
ですが、その罰ゲームが執行されるのはもう少し先のことです。
ではここで後書きを終えます。




