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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
36/131

集合時間

悠side



そして当日

「はぁはぁはぁはぁ」

息を切らして待ち合わせの駅へ向かっていた。だけど足が重い…

「遅い!!遅刻するでしょ!もっと早く走りなさい!!いや、走れ!」

「命令かよ」←小声

しかもリエ早い…コイツこんなに足早かったっけ?

「なんか言った?今日色々用意してくれたのは誰かなぁ?

そして何で遅刻(ちこく)になりそうになっているのかなぁ誰のせいかなぁ?」

遠回しに俺に言ってきた。


「俺のせいです。色々用意して下さったのはリエさんです。とても感謝しています」

「だったら走ることだけ考えなさい!!」

「ハイ!」

とにかく走った。途中でコケそうになってリエに「アンタ馬鹿じゃない?」と言われた。



*******

リエside


何故私達がこんなに遅刻しそうな状況になっているのかを説明します。それは今日の朝のことです。

いつも通りベランダから悠の家に入った。家に入った瞬間ものすごくうるさい目覚まし時計がジリリリリリリと音を立て鳴っていた。

「耳痛い…」



カチッ



ベッドの傍にあった目覚まし時計を止めてからカーテンを開けた。

こんなうるさい目覚まし時計使ってるのに、よくいびきかいてぐっすり寝られるわね。ほんとばっかみたい。さて、起こしますか。



「悠、起きなさい」

「………」

返事なし。

それどころかまだいびきをかいてまだ寝ている。


「おーきーなーさーい!!」

と悠の頬を強くつねった。

(いた)いぃ」

手を離す。


「ん……」

頬をさすりながら起き上がった。

「…おはよぉ」

目を擦り悠は起きる。


「おはよ。ったくアンタ昨日何時に寝たのよ」

「いつでもいいだろ?」

「まぁいいわ。ふぅ~とにかくさっさと着替えてご飯食べなさい!」

「おう」


*********


悠の家の台所で悠のお母さんが作り置きした味噌汁とご飯をレンジで温めていた。

「着替えていたぁ」

欠伸をしながら頭をかいて台所に来た。

「はい、ご飯と味噌汁(みそしる)を持ってって」

「分かった」


悠は一度台所に来て味噌汁(みそしる)をテーブルに向かった。

ことっ

と音をたてテーブルに置いた。


「じゃあ私はいったん家に帰って行く準備するから、二十分後に行くからそれまでには準備しててよ、絶対よ!!分かった?」

「ハイハイ」

心配だ。


二十分後

「悠、用意できた?ってアンタねぇ~~!!」

悠はいびきをかいて寝ていた。しかも大の字で。

「起きろ!!!」

「うわぁ!!」

「ほんっとばっかじゃないの?準備は出来たの?どうなの?」


「まだ…」

「こんのっアホ!さっさとしなさい!!」

あれから悠の用意を手伝ったりして家を出たのは十分後だった。


***********


リエにごちゃごちゃ言われつつもひたすら走っていた。


「はぁはぁはぁはぁ」

信号に引っかかった。膝に手を置く、信号に引っかかったおかげで少し休める。リエは息が切れてはいるが、ピンピンしている。体力すげーあるなと関心していると。


「はぁはぁはぁはぁ行くわよ」

「え?」

すると、信号を無視して渡った。え~普通渡るか?


「ちょっと待てよ」

「何?」

「信号赤だぞ」

「いいじゃない車そんなに通ってないんだし」

「でも…」

「いいの、ほら行くわよ。遅れているんだから走るのよ」



言われるがまま走った、これでいいでのかな…?



集合場所の駅

「はぁはぁはぁはぁ着いた…」

「おはようございます。佐々木さん、悠君」

「おはよう」

「おはよう。遅れてごめんちぃちゃん」

「いえ、あの…まだ航平君が来ていないんです」


「あいついっつも遅い!悠、電話して」

「おう」

スマートフォンを取り出し航平に電話する。


プルルルルル

プルルルルル

プルルルルル


『ふわぁい』

「よう今どこ」

『家』

「…………」

リエ達に向かって…


「航平がまだ家だって」

と言うとリエが…。


「貸して」

そういい俺からスマートフォンを取り上げた。

なんとなくだけど、リエの怒りのボルテージが上がってきてるような気がする。


「もしもし、あたし」

『おうリエか、おはよぉ』

「今どこ」

『家』

「ふーんそう…ねぇ航平、今日何の日か知ってる?」

『えっと…』

「あなたの大ファンの“千砂姫”と一緒に出かける日よ。まさか忘れたんじゃないわよね…?」


ちぃちゃんは千砂姫という言葉が出て首を振った。

おそらく『私、姫でもなんでもありません』っと言いたいんだと思う。

前そういったから。あーそういえばその後航平達に殴られたなぁ


『あ…』

「なによ。思い出したなら言いなさいよ」

『枚田パーク行く日です』

「集合時間は?」

『過ぎてます』

「早く来なさい!!!」

『はい!!』


そこで会話は途切れた。

リエは疲れたのか、右手で左肩を揉んでいる。


「ふぅ~昨日の夜忘れないようにメールでしつこく言ったのに…それでも忘れているなんて…ほんっと馬鹿ね。はい、スマートフォン返すわ」

と俺に渡した。


しかし航平が来る間なにして待っておけばいいんだ?ほんと暇で暇で仕方がない。

やることないから今スマートフォンでハマッているモバゲーでもするか。


**********

ちぃちゃんはスマートフォンを弄っている。「何してるの?」と聞くと「最近見つけたケータイ小説のサイトで小説を読んでいるんです」と答えた。

リエは腕を組んでイライラしている。はぁ~待つの面倒くさい…でも気長に待つしかないよなぁ。

航平早く来いよぉ。


私は中学生の時陸上部でした。

だけど体力があまりなくて…リエが羨ましいです。

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